2017年02月16日

バレンタインデーの思い出

ご訪問ありがとうございます。

昨日は、バレンタインデーということで、あなた様は素敵な時間をお過ごしになられましたでしょうか。

男性から女性に贈る逆チョコ、女性が友達に贈る友チョコなど、昔に比べたらその応用範囲はかなり強引に広げられているような気がしますが、お祭り好きの日本人には好都合なイベントとして、さらに進化していくのでしょうね。

例年、義理っぽいチョコを娘達からもらっていたが、今年は、かなりレベルアップしていた。

まず、長女が前日にサプライズ的に唐突に手渡してくれた。

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「パパにあげても、いつもお返しなしだからなぁ」

本音を家内から聞かされて、去年は現金で5000円づつ二人に渡した。

正直、これは痛い。なにしろこちとら破産者で、預貯金ゼロだ。しかも、バブル不動産に手を出して、一生涯のおこずかいを配偶者から没収された身だ。

義理の姉(嫁のお姉さま)から頂いたお年玉をキープしていて、なんとか乗り越えることができたが、今年のホワイトデーがもうかなりのプレッシャーだ。

その甲斐があっての結果だとは思いたくないが、たぶんそうだとしても当然のなりゆきだろう。

そして、次女はメモ付きの手作りチョコだった。

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これは、かなり手が込んでいて、普通のチョコ、エアタイプ、抹茶ノーマル、抹茶のエアタイプとかなりレベルの高い出来だった。

あまりの美味しさに、一気に口にしてしまい、呆れられてしまったが、マジウマであった。

やはり実弾(現金)の力は恐るべし!



また、嫁からは自然消滅状態であったバレンタインのセレモニーは、遂に今年復活した。

な、なんと、通風ではあるが、歓喜に震えた。

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アルコール禁止の身分でありながら、嫁自らその掟を破ったのだ。

「あなた、最近、元気ないから。これ飲んで、気分転換して。」


泣かせます。

薄給で、いつもお金がない、ない、ない、と騒いでいる彼女にとっては、よほどの覚悟がいたはずだ。


こんなにバレンタインデーを楽しんだのも初めてのような気がする。


毎年、売れ残りのチョコを仕方なく持ち帰り、蒸せるほど口にすれば娘達の義理チョコもかすんでしまっていたのだろうか。

思うに、バレンタイン商品はもうすでにコンビニでは売り上げを取れない時代となってしまった気がしてならない。立地にもよるのだろうが、住宅立地ではかなり厳しいのではないか。

コンビニでいったいどんな人がバレンタイン商品を買うのか。

商品の種類とボリュームを求めるのであれば、スーパー、専門店などで購入するのが定番ではないかと思われる。

コンビにではもはや低額の義理系のチョコと15日のごめんなさいチョコしか売れないのではないか。

私も、この時期かなり廃棄を出して閉口した。年ごとに昨年対比を割り込み、晩年では、もう季節エンドの棚(コンビニ出入り口に一番近い棚、たいていは出入り口に一番近いレジの前の棚のこと)3枚でしか展開しなかった。

100〜300円クラスの義理系しか動かない。そして、高額ものは見事に売れ残り、値下げ(ほとんど半額)をしても売れない商品は売れなかった。確実に赤字だった。本部担当は、ノルマを背負い込んでいるのか、必ず昨年対比でプラスの数字を発注するよにしつこく案内(強要)してくる。

そして、廃棄の山を目の当たりにして、もう絶対本部の言いなりにならないぞ、と強く決心するのだが、そのシーズンがくれば、なぜかまたその気になり、根拠のない確信に振り回されて、博打をしてしまう。その繰り返しだった。

商戦ムードを盛り上げて、オーナーをその気にさせて、いかに大量発注に繋げるか。それが本部担当の腕の見せ所なのだろう。それはそれで、大変な仕事だと思うが、彼らにはドミナントの恐怖は理解できない。廃棄の痛みすらも理解できないだろうう。だから、本部担当の利益(実績)は、オーナーの経営リスクであり、部分的に店舗の損失に直結すると理解しておく必要がある。

本部のビジネスモデルにどっぷりとはまり込んで、せっせと年貢を納めていた自分が滑稽に見える。なにしろ4億円近くも献上して、自分は破産だ。こりゃ、喜劇だろ。笑い話だろう。

店舗で売れようと残ろうと本部は、店舗が仕入れを起こせば、ほぼノーリスクで利益を手に入れることが出来てしまう。

だから、季節ものは売れないとわかっていても本部は扱いを絶対止めないだろう。オーナーの意思とは無関係に、本部推奨の仕入れをしなければ、契約違反という流れが待ち構えている。

独立した経営者と定義されていても、自由に仕入の決定権すら許されない。


店舗オーナーとはかなり不自由であると認識しておく必要がある。私から言わせれば、直営店の店長と変わらないのではないか。

いやいやいや、直営の店長の方がはるかに優遇されている。

社会保険完備で、有給あり、ボーナスあり。残業代も出るし、休憩時間もある。ドタキャン、人手不足の穴埋めの役目は大変かもしれないが、サービス就労ということはないだろう。


あなた様は、お金を払ってまでも、この不自由なオーナーになりたいと思われますか?



余談ですが、本当に発注したくないものがあれば、いい方法があります。


「すいません。送信ミスしてしまいました。」


本部に対して、この一言で十分だろう。当日の朝の定時(たいていは9:30頃と思われるが)に発注データが送信できなければ、すべてが白紙になってしまう。発注実績0ということになる。(後からの電話連絡発注はNG)

もちろん期日定時直前まで発注入力をしておかないのが原則だ。発注期日前に起案して送信してあれば、それはもう既に発注確定されているため、当日に送信ミスをやらかしても、その実績が残っているため問題なしだ。しかし、私は、発注の締め時間ギリギリで送信していたため、しばしば痛い目に遭っていた。記憶に残る送信ミスで、正月の印刷済み年賀状、ホワイトデー商品、などが思い出される。これをクリスマスケーキとかの予約商品でやらかしたら、大変なことになる。自力で、予約当日に同じ商品を探し出し、提供しなければならない。しかし、そんなのは到底無理だ。私も一度だけ経験があるが、お客様に事情を説明し、謝罪するしかない。そして、当然、返金処理をして、代替品を無償で提供した。

また、この送信ミスを日々の弁当類、おにぎり、サンドイッチ、菓子パンなどでやらかしたら、これも大変なことになる。

翌日の弁当の棚が空っぽで、お客様に言い訳するのに大変な苦労をすることになる。折角、目的買いでお越し頂いても
売るものがないわけで、本当に申し訳ない気持ちになる。


「弁当、おにぎり、何もないね。」

「申し訳ございません。朝方まとめて売れてしまって・・・」


嘘つく自分に嫌悪しながらも、何回も同じ言い訳を繰り返す羽目になる。

正直、この送信ミスネタは、未だに夢でうなされる。何時間もかけて発注したのに、全てパーだ。本部指示通り、こまめに発注起案をして、その都度送信すれば問題ないのだが、いつも他ルーチンに追われてギリギリのところで送信していた。


「発注したら、その都度、コンピューターで自動送信とか設定できないんですか?」


しかし、発注データ自動送信は法律上の問題があり手動でしか送信出来ないとのこと。


だから毎日が時間との戦いでした。


時間に追われ、仕事に追われ、人手不足に足を引っ張られ、金欠に泣かされる。ワンオペでボロボロになり、深夜明けで思いっきりのドカ飲酒、ドカ食いにはまり、メタボを引きずることになる。挙げ句の果てに、家族だんらんから見放され、子供達との時間もすれ違いとなり、マネージャーとは見事なまでの家庭内別居という事態が当たり前となる。


「お前、イイことまるでないじゃん。そんなんで、人生楽しいのかよ。」


「確かに、当時は本当に大変でした。しかし、自分のペースで仕事ができるし、人間関係に悩まされることもない。ある意味、店舗では自分が法律だった。約30年ぶりでサラリーマンに戻り、今切実に感じるのは、耐えられない仕事などはまずないということ。我慢できないのは、その置かれた特異的、習慣的劣悪な人間関係だということです。そして、何とか生活できるレベルなら、コンビニオーナーの方が、まだマシなんじゃないかなという気持ちがふと湧いて出てくるのは否定できないです。」

「後悔かよ。」

「いえ、辞めたことに対する後悔は絶対にありません。ただ同じ精神をすり減らすのなら、まだコンビニオーナーをやっていた方がマシかもしれない、という経験的意見です。」


コンビニオーナーも、一概には否定できない部分もあるという認識が最近芽生えてきました。


ご訪問ありがとうございました。





posted by Sun9 at 21:56| つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする