2016年01月24日

第42話 コストゼロの借入金

ご訪問ありがとうございます。

本日は消費税についてお話させて頂きます。


消費税は毎月本部で適正に計算され、当月の利益配分(給料)とともにオーナー指定銀行口座に振り込まれます。

その消費税をキチンと別管理して、一年間分をプールして期日に納税すれば何も問題ないハズです。

しかし、いったいどれだけの加盟店が滞りなく納税出来ているのか疑問を抱きます。
何を隠そう、この私が滞納を繰り返し、借入金でなんとか期日に納税していたからです。

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売上が減少すれば、当然利益配分も減ります。生活費が足りないという状況に陥れば、毎月4〜6万円振り込まれてくる預かり消費税に手を付けてしまいました。

「最終的にキチンと納税すれば問題ないだろう。」

と安易に考え、愚行を繰り返していました。

これが、確実に後々、足を引っ張ります。

納税の為の借入金→生活苦の始まり→店鋪経費の節約→人件費の削減→さらなる売上低下→恒常的な収入減
→恒常的な消費税の使い込み→さらなる借り入れ金の増加。

カレンダーのいくつもの借入金返済日を見つめてしばし呆然とする。

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Max状態で毎月約25万円の返済が待っていた。

銀行カードローンは限度額一杯。クレジットカードのキャッシングも既に枠なし。

「もう無理。限界。」 と考えてギブアップ出来ればよかった。

「何が何でも、頑張る。なんとかなる。何とかしてみせる。絶対乗り切ってみせる。」

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往生際の悪い私は死にものぐるいで、なんとかしのいでいました。

しかし、さらに大変なのは、年間の消費税が規定額以上の場合(確か48万円以上?)予定納税という制度があり、前年の半分の税金を期日までに納付しなければいけないというルールがあることでした。

年間の納税もまともに払えないのに、さらに税金も前払いなんて出来る訳がない。そして、さらにこれら税金を放置していまうと、状況により年利14.6%の延滞税のオマケがついて来る。

全てが、自らの放任、無責任経営が原因であると分かっていましたが、どうすることも出来ませんでした。

将来の地獄より目先の苦境に翻弄され、自暴自棄的資金繰り。もはや、破滅のカウントダウンが静かに始まっていたのです。

「まぁ、自業自得だろ?いくら後で返すといっても税金使い込むなんて犯罪じゃねーの?」

おっしゃる通りです。弁解の余地はございません。借金に全身麻痺し、もはや自らを律する余力すらありませんでした。


しかし、ノーコストで借りられる、使える現金が目の前にあった為つい手が出てしまいました。私は、この悪習を断つべく本部にお願いしました。

「消費税は、毎月、本部で保管して頂けないものなのでしょうか?目の前にあるとついつい使ってしまうので、なんとかなりませんか?」

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「オーナーさん、それは出来ません。オーナーさんは独立した経営者です。納税は自らの責任で確実に行って下さい。後半の部分は聞かなかったことにします。」

やはり、無理でした。

そして、それが確実に破滅への序章となりました。そのうち、滞納が常習化して、税理士に支払うお金もなく、店鋪の法人決算、確定申告すら出来ない状況となってしまいました。


そして、無惨にも、しかるべき結末を迎えました。 

破産

でした。


納税を甘く見ると本当に大変なことになります。

特にコンビニにおいては、消費税という預かり金を毎月受け取り、キチンと管理しなければならない。この預かり金が50万、60万、70万円と膨れ上がり、たまたま多額の棚卸しロスが計上されて当月の利益配分が殆ど出ないとなった場合、この預かり金を一時借りたいと考えない人はいるのでしょうか。

ヤバい、いけない、後で大変な事になる。

頭では分かっていても、貧すれば鈍するのが人間でしょう。
少なくとも、私は、確実に鈍してしまいました。



借入金で税金を支払う。

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このような状態に陥ってしまったら、そこから這い上がるのはかなり難しいような気がします。


やはり、早めの 決断 が全てに優先されべきだと痛感します。

コンビニ撤退は決して負けではありません。

むしろ、明るい未来の為の、勇気ある選択です。

最悪になる前に決断しましょう。
私のように全てを失う前に覚悟を決めましょう。

奥様のため、お子様のため、まず、ご自分から行動しましょう。

ご自身の心身的自由とご健康、
そして日常の平穏無事のために。

また、愛するご家族の自由と
平和と幸せのために。

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ご訪問ありがとうございました。


posted by Sun9 at 03:00| つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする