2014年12月19日

第6話 陸の孤島

ご訪問ありがとうございます。


予想外の経営環境の変化に翻弄される状況が続きました。


店の前の通りはかなり車が通っていました。
左右ともに道なりに行けば幹線道路と交差しており裏道的な存在でもありました。

少なからずのお客様が専用の駐車場がないにもかかわらず路上に止めて利用してくれていました。

ところが、ある日を境に車の通行量が激減しました。

なぜ?

知らないうちにショートカット(近道)が出来ていた!

店を回避する形で新しい道が開通し、駅と幹線道路に出るのに非常に便利になっていたのでした。

こんなリスクは想定外です。

もろに売上に響きました。



さらに、隣の99がお客様をブロック。

しかも、幹線道路への近道が出来て車のお客様は激減状態となる。

そして、地下鉄が新たに開通し、高校生のチャリンコ軍団も見事に姿を消した。

また、新しく整備され綺麗に生まれかわった駅ビルに、新たに大きなスーパーがオープンした。

悪夢が続く。

もはや陸の孤島状態。


50万以上あった元日の売り上げも30万前半で惨敗した。

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売れ残った年始のギフトが痛々しい。


全ての経営環境が逆回転してゆく。

この流れは、もはや止められなかった。

日々、売上の降下を耐え忍ぶ日々が続いた。



しかし、それでも生きていかなければならない。


無理なシフトをこなし、もちろん長期間、自宅にも帰らず店に住み着く。バックルームに布団を持ち込んで、つかの間の睡眠をとる。

休日などもちろんない。寝ている時が休憩時間であり、ある意味休日だ。

完全に、生き地獄完全復活であった。

廃棄を極力コントロールし、人件費を極端に削るしかない。

しかし、辞めるに辞められない。いや、廃業という選択肢はなかった。理由は、後述するが、多少の希望の光があったのだ。

だから、頑張るしかない。

しかし、ついに売上が安定的に30万以下に落ち着いてしまった。


ここで ”辞める” という決断を下し、その方向で行動していたら、さらなる不幸を呼び寄せることもなかっただろうと思う。

また、年齢的にもまだチャンスがあっただろう。

しかし、何が何でも頑張る理由があった。


2回目の契約更新が約一年先に控えていた。

そして、更新の度にロイヤリティが数%減額されるという約束があったのである。

一回目の更新でその恩恵を受けていたので、後一年、我慢すればまたロイヤリティが少し下がるはずだ。

計算上、約5万円の手取りが増える計算だった。

後少しの辛抱だと思って必死に耐えていた。

その恩恵をベースにさらに経費コントロールを徹底させ、リベンジに備えよう!

当時の私の忍耐の原動力となっていた。



しかし、なんてこった!

その制度自体がなくなってしまったのだ!

そりゃないよ、本部さん。

某日の昼ごろ、本部店舗担当者が電話をよこしてきた。

「オーナーさん、喜んでください! なんとロイヤリティが少し下がります!」

まさか、と思いつつ詳しくその内容を聞いて、愕然とした。

本部主導でロイヤリティの部分的見直しが行われるらしい。

それは、努力をし、結果(売上増)を出したオーナーのみが新ロイヤリティの恩恵にあずかれるという内容になっていた。

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まぁ、当然と言えば当然かもしれない。

無条件で与えるのではなくて、努力し、結果を出した者のみ評価する。

確かにそうだろう。

しかし、初回の更新で得た恩恵までも剥奪されてしまったのは疑問が残る。

売上低迷の私はその恩恵を受けられず、しかも、減額されていたロイヤリティが元に戻ってしまうので、結果としてロイヤリティが増えてしまった。

泣きっ面にハチとはまさにこのことだろう。

しかし、契約満了という絶好の廃業チャンスにありながら、辞める選択肢がなかったため更新することになる。

厳密に言えば、もうヤケクソ状態、今更違う仕事を見つけるのも面倒くさいというのが本音だった。



不満を抱えての契約更新。

人生の逃避的決断。

半ば、自暴自棄的な精神状態で、もはや冷静に自己責任の自覚など持ち合わせる余裕すらなかった。



そして、悪戦苦闘が続く中転機が訪れる。


リベンジ開始!



ついに大本営動く!!



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ご訪問ありがとうございました。

posted by Sun9 at 22:21| コンビニ競争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする