2014年12月04日

第4話 無限地獄の始まり

ご訪問ありがとうございます。


いつ、また競争店が出てくるか分からない。

いつ、また生き地獄の再現に見舞われるか分からない。

「よし、次回契約更新までに脱コンビニをめざして頑張ろう。
そして、未練なくコンビニとはおさらばしよう。」

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競争激化のコンビニ業界から抜け出したくて色々な仕事に手を出しました。

青汁の宅配→挫折
=指定の冷凍倉庫に取りに行き、会社からファクスで送信されてきた個人宅に宅配する。宅配した個数に応じてマージンが入る仕組みだが、深夜明けでの作業では睡魔に襲われ、原付バイクを使うためかなり危険であった。
順調に固定客は増えていたが、次第に体に負担が大きくなり断念する。

レンタルビデオの宅配事業→挫折(約90万赤字)
=これは、殆ど詐欺だった。陳腐なアダル○ビデオを大量に売りつけるのが目的だったのだろう。たいした営業ノウハウもまく、自力で市場を開拓するしかなかった。豪華ビデオカタログを特典に付け、新規会員のビラを配った。また、ビデオ以外の宅配(買い物代行)も同時に展開した。自力で15人位の会員を獲得して、少なからずのご注文も頂いた。しかし、やはり深夜明けでの営業には無理があり、継続断念。

俳優→某プロダクションに入る→挫折(約10万赤字)→未だに妻にバカにされています。(失笑)
=何を血迷ったのか、俳優になりたい!と真剣に考えて、某プロダクションの研究生のオーディオを受けました。これは、入所金の10万円が払えるなら、誰でも合格できると思われる。しかしながら、これも、疲労のため昼間の授業が継続的に受けられずに、自然消滅的に行かなくなってしまった。

ニュースキン→挫折(数万円の赤字)
=アムウェイと同じネットワークビジネスであり、それなりに遣り甲斐のある内容ではあった。しかし、ネットワークビジネス=ねずみ講と混同されてしまい、新規の会員の獲得が中々できない。結局、自分のみ会員登録してそれで終わってしまった。それでも、自分の上の人(親)の紹介で高額なシャンプーが2本売れました。


結局、何をやっても中途半端で自然消滅的にフェイドアウトしてしまいました。

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言い訳がましいが、いや聞き苦しい言い訳です。

「長時間労働で心身ともに疲れているのにダブルワークなんて無理だろ!」

と出来ない理由を見つけ出して、自分を納得させてしまう。

散々、生き地獄で心身共にかなり疲弊し消耗している。敢えて成功するかしないか不明なものに熱くなれない。

そして、時間の経過と共に、生き地獄の記憶と苦しみも徐々に中和されていってしまった。


そして、また、大人しく日々日常のコンビニ業務に埋もれてしまう。

「このままでも、なんとかなるだろう。多分。」

と現状の平穏に浸ってしまう。


そんな繰り返しが続いていました。



「そんな根性なしでよくコンビニを約30年間も継続出来たな!」

おっしゃる通りでございます。
ごもっともなツッコミですし、自分でもそう思います。

しかし、これには、フランチャイズ契約に絶妙な仕掛けがあり、ある意味その罠にまんまと自らハマったという表現が正しいかと思われます。


コンビニは本部と契約したら自己都合で勝手に辞められません。



だから本部に無理矢理やらされていた!




なんて馬鹿なことは言いません

優柔不断ですぐに諦めて投げ出してしまう自分だからこそ、このFC契約の拘束性をプラス思考で活用させて頂きました。

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FCの拘束性は100も承知していましたし、違約金の件もある程度認識していました。だから、基本的に辞めるという選択枝は当時ありませんでした。

つまり、
「泣こうがわめこうが逃げ出せない。だったら、歯を食いしばって頑張るしかない。継続は力なり。きっといいことがある!」


FC契約の拘束性と私の逃げ場のないヤル気がいい感じでコラボして約30年間も続けることが出来たのです。



「おまえ、矛盾してるだろ。辞める選択枝がないと言いながら、他の仕事に手ぇー出してんじゃん!」


確かに。説明させて頂きますと、

さすがに、生き地獄を体験して、出来れば、辞めたい。また、あんな思いするのもしんどいし。なんかいい仕事ないかなー、あれば、転職してもいいかなー、レベルの意識だったのです。

だから、ことごとく、失敗したのです。
本気で、辞めよう、辞めてやる、という自覚と将来に対する危機意識がなかったから失敗したのです。

「ダメもとだろ。運良く、何か軌道に乗れば、それに乗り換えればいいんじゃね?」
「ダメなら、またコンビニやってりゃ別にいいんじないの?」
「リストラされる心配もないし、ちょっと我慢すりゃ、喰ってけるし。」

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現状に対する甘えと危機意識の欠如、変化への恐怖心が脱コンビニの重しとなっていたのです。

結局のところ、生き地獄から生還出来たのに、自分の使えなさをまざまざと確認する事態となってしまいました。

もっと過酷な、予期しない経営環境の変化(悪化)が絶対にくるぞ!

という危機意識が持てませんでした。そして、何としても、それを乗り越えるためにはどうしなければいけないのか、どうするべきなのか、じっくりと考える時間がありながら、それが全く出来ませんでした。

つまり、先見性のなさが諸悪の根源でした。

要はダメ経営者だったに過ぎない。
経営者と名乗るのも恥ずべきだろう。



そんな日々を過ごしている時に衝撃的な情報が耳に飛び込んでくる。


またしても隣にコンビニが来る!




嘘でしょ!!また?




やっとこさ終結したコンビニ戦争がまた再開される。

しかも、また隣のマンションの1階にやって来るだと!?

某大手チェーンが撤退して、空き物件になっていた。

そして、新たなる「競争相手」は当時、破竹の勢いで展開していた、


Shop 99

(現ローソン100)


これは、恐怖そのものだった。

常識的に考えて、まるで勝ち目がない。

ダイソーみたいなコンビニがきたらもう完全アウトだろう。


「生き地獄の再現」
どころでは済まされない。

もはや、


無限地獄


へ突き落とされたに等しい。


ここで、確固たる撤退の決断をするべきだったのかもしれません。


ここから崩壊へのカウントダウンが始まる。

もうメルトダウンは避けられない。

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出口の全く見えない暗く、長いトンネルへの旅立ちが始まろうとしていた。

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ご訪問ありがとうございました。





ラベル:地獄
posted by Sun9 at 23:12| コンビニ競争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする