2015年12月22日

第38話 No11.契約内容が曖昧、取り決めが突然変更になる

ご訪問ありがあとうございます。

本日のテーマは「契約内容が曖昧、取り決めが突然変更になる」です。

まず、契約内容が曖昧についてお話したいと思います。

フランチャイズ契約書の中には様々な取り決め、ルールが記されています。そして、その契約内容がどうしても、どう考えてもおかしいものがあります。私が直面した一例ですが、その他にも契約の罠みたいなものが存在しているかもしれません。

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「オーナーさん、勝手に会社作って営業していても、その会社と本部とは一切関係ないので酒の免許の申請は個人事業主でして下さい」

酒類販売の自由化にともない割当の基準が緩和されて、見事にくじ引きで当たり酒類販売免許をゲットしたのでした。時系列で言えば第5話破滅のカウントダウンの頃の話しです。


そんなバカな!

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契約書にはきちんとこう記されている。

オーナーは独立した経営者であり、一切の権利を有し、義務を負うこと

独立した経営者で、一切の権利を有しているというのに、なぜ法人を設立出来ないのだろうか?

本部は語りました。

「法人設立は自由ですが、本部が契約したのは○○さん(私の名前)個人とです。オーナーさんが設立した会社とは契約していません。無関係です。そもそも、オーナーさんの契約タイプでは法人経営は認められていません。」

意味不明である。契約後に、その独立した経営者、一切の権利を認められているオーナーが、自らの責任と費用で設立した法人は、当然認められるべきでないのか。その契約の地位を追認されてしかるべきではないのか。しかも、現状の契約タイプでは法人化できないなんて契約書の何処にも記されていないではないか。

「契約書で言う所の独立した経営者、一切の権利を認められたオーナーが設立した法人を本部が認めないのはおかしくありませんか?」
「もし、法人がダメならなんで契約書にそう記載しないのですか?」

本部も契約書の矛盾点を認めはしましたが、前例がないので法人化は認められないの一点張りでした。

結局、設立した有限会社を捨てる選択しかありませんでした。無惨にも設立費用30数万円がパーでした。

個人事業主のメリットは少ない。損益計算書の純利益が全て収入となってしまう。法人の時のように毎月定額の与給与所得で節税などできない。国民保険の請求がMAXの55万(位だったと思います)きたのには腰を抜かしました。

しかしなぜ?

怒り心頭の私はどうしても納得できませんでした。

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本部に食い下がり、やっと理由が判明しました。

ランクの低い契約で法人経営を認めてしまうと、本部には多大なリスクが発生してしまう。例えば、代表取締役のオーナーが、本部契約と無関係の第三者にその地位を譲ってしまえば、オーナーは問題なく簡単に店を去る事が出来てしまう。つまり、本部が経営権に関しての実態がつかめなくなる状況が想定される。そして、万が一その入れ替わった人物が不良な人物であった場合、本部は信用の失態と経済的損失を被る可能性がある。例えば、店鋪を勝手に担保に入れてしまう、本部からの貸与資産である備品類を勝手に売ってしまったりとか、金券類を大量発注して持ち逃げしたり、商品を大量に持ち出し、夜逃げしてしまうとか、そういうリスクが生じてしまうということです。本部にとっては我々の契約タイプで法人経営を認めてしまいますと、ハイリスクハイリターンになってしまう訳なんですね。だから、リスクを出来るだけ下げたいと考えれば、当然、小作人の法人経営はとんでもない!ということになるんでしょうね。まあ、城主様(本部)とすれば当然のご判断でしょう。

金をあまり出してない、投下資本の少ないお前らは、大人しくレジを打ってさえいればいい。余計な事(法人化)はしてくれるな、考えるな。黙って働け。そして、確実に年貢(ロイヤリティ)を納めてくれればそれでいい。覚えておけよ、本部の資本(財産)を傷つける可能性がある行為は許さないぞ、ということでしょうね。

逆に、ランクの高い契約(内装工事費、家賃が自己負担で投下資本4〜5千万クラスの契約)は当然法人契約が認められています。契約後のリスクは全てオーナーの自己責任であり、万が一何か問題があっても本部は痛くも痒くもない。なぜならば、本部投下資本がかなり少ないからです。だから、もし何か問題があっても、本部資本にダメージを与える可能性が殆どないわけです。本部はローリスクハイリターンですね。その代りロイヤリティは我々小作人契約とは比較にならない程、断然有利となっています。

リスクしょってもらってるからロイヤリティは安めにしとくね、でも、あくまでも全て自己責任でね、なんでしょうか。

やはり城主様には絶対に逆らえません。

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小作人として(低ランク契約者として)搾取され続けるのか、バクチ好きの小金持お代官様がハイリスクで(高ランクの契約で)勝負に出て見事に当たりくじ(好立地、高売上)を引き当てて、しばしの富と繁栄を享受するのか、コンビニでの人生ドラマはまさに人それぞれ多種多様ですね。

つかの間の成功に酔いしれて、栄華を誇る。
しかし、前触れもまく突然地獄に突き落とされる。
あり地獄の恐怖はまさに無限地獄の始まり。
生きるも地獄、進も引くも地獄。
仮に、死んでも家族に地獄が待っている。

そんなオーナー達をたくさん見て来ました。
まるで他人事のように軽く聞き流し見過ごして来ました。

「しょせん、負け犬だろ。自分が悪いんだろ。」



まさか、この自分がそうなるとは、全く思ってもみませんでした。

いずれにしても、コンビニの経営は

一寸先は闇 なんですね。
(もちろん、ご成功されている方々もいらっしゃいます)


この法人化の件に関しては、後日談があります。

当時、設立されたコンビニの組合みたいな団体がありました。その上層部に当チェーンのオーナーが君臨していました。彼は、ランクの高い契約でしたが、競争店の激増で売上が半減して辞めるに辞められず、本部の支援を引き出しつつ、待遇改善を訴えていました。そして、同胞加盟店の苦境に対して無償で相談に乗ったり、また本部に対して直接直談判してあげたりと、かなり面倒見のいいオーナーでした。そして、さりげなく団体への加入の勧誘を薦めていました。そして、彼は頻繁に当店にも電話で団体への加入を熱心に薦めてきました。

ある日のこと、私は世間話しの延長で彼に酒類免許の件のいきさつを話しました。

「それはおかしい話しだな。同じ契約タイプで法人でやってる店知ってるよ。電話して聞いてみたら?」

歓喜!!

本部のシッポを捕まえた!

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なにが前例がないだ!
嘘八百並べて恥ずかしくないのか?
思わず興奮してしまいました。

その後も、何回か親身に相談に乗ってもらいました。そんな彼の人柄に惚れて、その団体の組合員となりました。


その後、その法人経営をしているという店に電話して確認しました。オーナーが出られて、状況を説明してくれました。詳しい話しの内容は忘れましたが、直営店か既存店から現オーナー店への移行の際に必然的にそう言う形(法人経営)となってしまったらしい。

理由はどうであれ、同じ契約タイプでありながら片方で認められて片方では認められない。

完全におかしい。

例の組合役員のオーナーに聞いた話しでは、これは明らかに独占禁止法に抵触する優先的地位の乱用に他ならない、公正取引委員会に連絡してこの処遇の是非を問うべきだと教えて頂きました。

私は公正取引委員会に電話で相談してみました。

「それはおかしいですね。ちょっと調べてみますので、資料を揃えて来て下さい」

これは面白い。
不平等契約にシロクロ付け、法人契約に持ち込めるかも知れない!

公正取引委員会に行く前に本部に揺さぶりをかけてみよう。

社長に直訴する決断をする。

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私は、契約書の矛盾点と自分が実際に受けた不利益を明確に指摘しました。そして、法人として営業している同じ契約タイプの店が存在しており、これは明らかに不平等であり、自店の法人契約を認めないのは独占禁止法によるところの優先的地位の乱用に他ならないと断ぜさるをえない。この事実を公正取引委員会に相談したら、資料も持って出向くよう言われている、旨の直筆の手紙を本部代表取締役宛に当店担当の社員経由で渡しました。

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「そのコンビニ組合を辞める条件で法人の設立を条件付きで認めるとのことです。」

暫くして、本部担当からこのような回答が来ました。やはり、組合は目の上のたんこぶなのか。私は、受諾するしかなった。条件付きというのは、設立された法人はコンビニの経営のみためだけに存在し、代表は私と妻のみしか認めないという内容のものでした。このような要求こそ、優先的地位の乱用じゃないの?と突っ込みたかったのですが、ダダをこねても何の得にはなりませんので、有り難く了承しました。また、このような処遇はあくまでも例外であり、他店鋪には絶対に口外してはならないということも言われました。

そして、新たにまた有限会社を設立し直して、酒の免許も法人免許に書き換えました。かなりの時間と費用(約45万位だったと思います)を費やしてしまいました。

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結果として、本部公認の法人経営が実現して良かった訳ですが、無駄な時間とお金がかかってしまいました。


各チェーンでの契約の違いはあるかもしれませんが、法人化についての規制に関しては良く聞いておくべきです。自分の契約タイプで出来るのか出来ないのかハッキリと聞きましょう。出来ない場合は、限定的、条件付きの法人でも出来ないのか食い下がりましょう。生活に直結する問題ですから。


契約書にハンコを押したらもう逆戻りはできません。

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ご訪問ありがとうごさいました。

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2015年12月17日

第37話 株式上場で得たもの

ご訪問ありがとうございます。

こんな事を思い出しました。


超マイナーな三流(?)チェーンゆえの悲劇はやはり知名度でした。
その名を告げても99%、

「何それ?、見た事も聞いた事もないよ」

悲しい現実を何度も思い知らされました。

しかし、そんな本部も株式上場の悲願をついに達成しました。

上場の事実を知り、加盟店オーナー達の期待も沸騰していました。

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「これで、少しは知名度も上がるだろう。そして、上場の恩恵を少しでも得る事が出来るだろう」

「株はどのような形で所有出来るのだろうか。」

「上場初値はいったいいくら位になるのだろうか」

「長年の苦労がやっと報われるよ」

期待はオーナー達のそれぞれの夢と希望に進化して、その詳しい情報の開示を心待ちにしていました。

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「オーナーさん達には店という財産があるでしょ!」 


耳を疑いました。

オーナー連中には株は一切渡さない!

それが本部の方針でした。


「本部と加盟店は運命共同体じゃないんですか?本部だけ果実を独り占めするなんて理解に苦しみます。」

「会社(上の人間)が決めた事だから、どうしようもないです。」

困惑気味に返答する本部担当に罪はない。


しかし、私を含め、かなりのオーナー連中がどれだけ落胆したことでしょうか。

私は、極秘で、その理由を知ってしまいました。本部の某部署の人間が口を滑らせました。


「上場と同時に、多額の利益を得たオーナー達が違約金払って辞めたいというケースが絶対出てくるからね。それだけは絶対避けなければならない。」

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まるで加盟店を信用していないこの発言には返す言葉が見つかりませんでした。本部上層部の人間がそのような根拠を抱いていたという証拠は何処にもありませんが、火のない所には煙はたたないでしょう。


株券という、<切り札> は渡さない。
不労所得は許さない。

オーナーさん達は大切な 小作人 ですから。

生かさず殺さず休ませず、働かせろ!

と考えていたかは不明ですが、そういう環境を数百万円払って手に入れて、猿山の大将を気取っていた自分が情けなく、悔しく思いました。

本部も下流チェーンからの脱却を目視して頑張って来た。そして、株式の上場とともに、万が一大量の加盟店が離脱してマスコミのネタにされたらそれこそ何のための上場だったのか分からなくなってしまう。気持は分かるが、もう少しなんとかならなかったのだろうか。株の売却を何年か禁止する条件を盛るとか。とにかく本部は、よしくも悪しくも、この上場のお祭り騒ぎの渦中にオーナー連中を巻き込みたくないと考えていたのでしょう。

建前的には、
「株の事は忘れて、日々の営業に専念してください。気を抜くととんでもないミス、クレームで大変な事になりますよ。」

というお言葉も頂きました。おっしゃる通りだと思います。

でも、運命共同体として、そのお祭りに参加したいと思っていたのは私一人ではなかったハズです。

そして、上場フィーバーが落ち着いて株価も安定したころにやっとこさオーナー持ち株制度が発足されました。でも、必要ありませんよね。上場利益も見込めないし、市場で単位株でもミニ株でもるいとうでも買える訳だし。おいしい部分を全て削ぎ落としてから、欲しい人はどーぞと言われてもなんのメリットもありませんよね。

過激な某オーナーが激怒していました。

やはり、本部にとっては我々オーナー連中はしょせん

奴隷

に過ぎない。

「ばらまく気があるなら、上場前に気持よくよこせよ!」



私を含め、殆どのオーナー連中がそう感じた事でしょう。


結局、地主様(本部)とその家族(社員)だけがいいおもいをしたわけですね。
そして、少なくとも、店は本部の財産ですよね。
店があれば、黙っていても、店が赤字でも、ロイヤリティが入ってくる訳ですから。
自動集金機はまさに夢のような財産でしょう。


本部上場で得たもの。

それは、怒りと失望だけでしたね。

本部にしてみれば、完璧な上場劇でしたね。
まさに、大成功だったのではないでしょうか。

おいしい果実をたっふり手に入れ、自動集金機の操業には問題なし。


余談ですが、以前、第一生命が上場しました。そのときは契約者というだけで株を無償で割当してくれました。上場後、スグに売却して約75万円の利益を手にしました。私は感謝感激して、一生涯第一生命にお世話になる決意をしました。

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本部と保険会社を比較するのは無理があるかもしれませんが、運命共同体としての立ち位置は同じような気がします。あるべき運命共同体の型とは何?と考えさせられました。

当時、未確認情報ですが、ネットで見ました。セブンくんのオーナーさんたちは上場前に株を所有していて、上場とともに莫大な利益を手にしたそうです。しかもある一定期間毎年、無償分割を行っていたので黙っていても財産が増えたそうです。中には株を売却して家を購入したオーナーさんもいたそうです。話し半分いや、10分の一としてもやはり一流と三流の違いをしみじみと感じてしまいます。

やはり、セブンくんは凄いと、驚愕してしまいました。当時からガリバーのセブンくんの絶大なパワーを見せつけられていました。業界では絶対王者だという人が殆どでした。(多分現在も) そして、 悲運にも半径100メートル以内に敵対されたらまず勝ち目はない。または、かなりの苦戦を強いられるだろう。(少なくとも当時の自チェーンにおいては1年持たないで閉店に追いこまれた悲劇を何件も目の当たりにしました。)また、現状で御三家同士の喧嘩も壮絶な様相を呈している。軒を挟んでとか、真隣で潰し合いを演じていますよね。これを見てつくづく大変だと思う。経営されているオーナーさん達はまさに生き地獄だろう。本部同士の代理戦争に巻き込まれて、長時間労働、生活費の困窮、経済的不安定からの借金の増加。その苦難は経験した者にしか理解出来ないだろう。しかし、本部からのなんらかのオーナーのための利益を無条件で提供されたら、日頃の不平不満も多少は緩和されるはずだと思います。スペシャル慰労金とかは期待出来ないものなのでしょか。

しかし、そんなセブンくんが先日ブラック企業大賞を受賞してしまいました。業界のガリバー、リーディングカンパニーであるセブンくんがやばいことに。これは、コンビニ業界全体がブラックだという死刑宣告に等しい。これを契機に業界の自浄作用が働くことを切に願う。



いや、もはや手遅れかもしれない。

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ご訪問ありがとうございました。

posted by Sun9 at 21:35| 事件簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月11日

第36話 No.17 店鋪トイレ内での迷惑行為

ご訪問ありがとうございます。

本日のテーマは店鋪トイレ内での迷惑行為です。

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店鋪トイレ内におけるお客様による迷惑な行為(困惑する出来事)についてまとめてみます。

1.不要物の置き去り
2.トイレ内の備品の持ち去り
3.トイレ内の設備の持ち去り
4.住所不定者のろう城
5.酔っ払いによる長時間の利用と吐瀉物のまき散らし
5.万引きの温床地帯となる
6.トイレ詰まりの原因となるものを流す(落とす?)
7.イタズラによる被害
8.貴重品の忘れ物(お財布、携帯電話、カギ等)

ざっと、こんなもんでしょうか。簡単に説明させて頂きます。

1.不要物の置き去り
一番多いのが飲み物の紙パックとかペットボトルです。あとは、大量の使用済み紙おむつ(排泄物付き)、使用済みパンスト、使用済み下着(男物で排泄物付き)が多かったです。(トイレ内ゴミ箱、汚物入れに入れて頂けると助かるのですが)

2.トイレ内の備品の持ち去り
トイレットペーパーが圧倒的に多かったです。次に、芳香剤。芳香剤は自己使用出来ないように店名をマジックで記入しておくのですが、持ち去る人はそんなのお構い無しですね。あと、目を疑いましたが、便器掃除ブラシをケースごと持って行かれた事がありました。

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3.トイレ内の設備の持ち去り
これも信じられませんでした。トイレの手洗いまえの大きめの鏡を持っていかれました。びっくりですよね。
トイレに入ったら、いつもある鏡がない!でも、あんな大っきいもの、どうやって持っていったんだろうと感心しました。あと、トイレットペーパーホルダーもやられました。もう、なんでも有りですね。

4.住所不定者のろう城
これも本当に参りました。特に、冬場において俗にいわゆるホームレスの方が深夜、便所に立てこもるという事態が何回か発生しました。何も買わないのでその存在に気づかず、防犯ビデオで確認して、やっとトイレの中の主が判明するということもしばしばでした。多分、中で寝ているんでしょうね。ドアをたたいても無反応。利用したい他のお客様には文句をいわれるし、私自身も利用出来ずに困り果てた事があります。一回、警察を呼んだ事もありました。そして、なによりも一番困ったのが、本人が出て行った後のトイレの中の匂いでした。異様な匂いが充満していて他のお客様の迷惑になりかねない状況です。意を決して直談判です。


「大変申し訳ございません。他のお客様のご迷惑となるのでトイレのご利用はご遠慮頂けませんか?」


何かお買い物をされたら、絶対に言えないので、何も買わないのを確認してから声をかけました。


「何が、迷惑なんだよ!」


「申し上げにくいのですが、お客様の匂いが耐えられないという苦情を頂いています。申し訳ございませんが・・・」


そのホームレスの方は無言で出て行きました。しかし、私の目を盗んでは、たまにやって来ました。見つけてはお断りするということの繰り返しでした。気の毒とは思いますが、こちらも生活がかかっていましたので。しかし、公衆トイレが近くにあるのにやはり冬は寒いのでしょうね。これはもう、行政の問題ですよね。

5.酔っ払いによる長時間の利用と吐瀉物のまき散らし
これも、参ります。トイレを占拠して、なかなか出てこない。しかも、音消しのため手洗いの水の出しっぱなし、水洗の頻繁な流しによる水道の無駄使いには閉口しました。ここまでなら、まぁ、しょうがないか。と我慢出来ますが、しかし、ゲ○をそこら中にまき散らして平然と出ていく。何もご購入されないで。確実にコンビニのトイレは公衆便所と思い込んでいる方々がいらっしゃいます。(キレイに使って頂ければ別にそれでも構わないと思いますが)

5.万引きの温床地帯となる
これは、かなり死活問題です。取りあえず、店員に気づかれずにトイレに持ち込んでさえしまえば万引き成功です。なぜなら、トイレ内には防犯ビデオもなく、証拠が残らないからです。1.で言う所のペットボトルとかも、万引きされたものである可能性が高いです。トイレに持ち込んで、中身だけ持ち去る。トイレ清掃していて、ゴミ箱にいろんな空箱、包装パックが捨ててあります。整髪料の包装シート、DVDの抜き取られた雑誌、お菓子の空箱等。全て、POSデータで売れたのかパクられたのかは大体判別がつきます。さらに悪質な場合は、パクった残骸(空箱等)を水洗タンクの中に捨てて行く輩もいました。お客様から、トイレの水が流れないという苦情をもらって、タンクのフタを持ち上げて中を覗いてみると無惨な残骸が排水溝を塞いでいるという場合が殆どでした。

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6.トイレ詰まりの原因となるものを流す(落とす?)
以前にもお話しましたが、トイレ詰まりは 5万円 の出費です。備え付けの手拭き用の紙(水に溶けません)を大量に流してトイレが詰まってしまうということはよくありました。最近では、ジェット噴射式の空気で手の水を拭き飛ばすというのが主流でしょうが、これは、オーナーの自己負担となります。確か、工事費込みで5〜8万位だったでしょうか。以前、詰まったトイレから判読不明の定期券付き財布が出て来た事がありました。落とされたことに気がつかないという場合は、気の毒だなと思いました。

7.イタズラによる被害
これが、最悪です。
•お尻を拭いた紙を流さないでそこら中にまき散らす。
•トイレ床、手洗いの洗面台、給水タンクの上にある蛇口(下のタンクに溜めるために水が出て来る蛇口部分)部分に排泄。
•自分の排泄物を便座一面に塗りたくる。
•排泄物を鏡になすりつけていく。
•トイレの取って部分に排泄物をなすり付けていく。

これを発見したときのインパクトは強烈でした。殆どが同一犯でした。なぜ同一犯と分かるのかと言えば、その匂いです。不幸中の幸でしょうか。行為者は草食主義の人だったのでしょうか。青臭い匂いがして堪え難い排泄物臭がなかったのでした。せめてもの救いでしたが。しかし、何の恨みがあるのか不明です。こんな事をして何が楽しいのでしょうか。こういう事が平気で出来てしまう人が存在します。その後片付けがまた大変でした。

しかし、運良くこの犯人を特定出来ました。20代後半の普通の人でした。証拠がないので問いつめる事は出来ません。あくまでも状況証拠です。

「お客様、つかぬ事をお伺して、大変恐縮ですが、昨日トイレをご利用になられた時、何か異変はございませんでしたでしょうか?」

「いや、別に。何もなかったよ」


犯人に間違いなし!

ビデオで確認しましたが、彼の入る少し前に私が入っていたのです。もちろん異変はありませんでした。

そして、配送センターのドライバーがトイレに入って事態に遭遇。その直前にトイレを利用したのが立ち読みをしていた彼でした。

私のトイレ使用後→犯人使用(迷惑行為を行う)→配送センターおじさん の順序でトイレを使っているのをビデオで確認しました。

突然の私の質問に不意打ちを喰らって、ウソを言ったのでしょうが、いずれにしても犯行が確定的となりました。彼以外に犯人は考えられませんでした。

ビデオで確認すると、私があたふたして後処理をしている様子を店鋪外喫煙スペースからでじっと凝視していました。私は、再発防止のため、トイレ入り口に5万円をかけてカギを付けました。(費用は店鋪負担です)
せめて、あなたの悪事は全てバレているという雰囲気を作りました。

彼の来店しそうな時間帯にカギをかける事にしました。もちろん、トイレ入り口に張り紙をして、無関係なお客様にはキチンと事情も説明してご不便をご容赦して頂きました。それから、異常行為者の何回かの来店がありましたが、トイレ利用はなく悪夢のイタズラから解放されました。

8.貴重品の忘れ物
財布の忘れ物は、他のお客様からの現物のお届けがあればいいのですが、ない場合は双方気まずい事になります。おたくパクったんじゃないの?みたいな雰囲気で詰め寄られても本当に困ります。

「そのようなお届けは、今の所ございませんでした。」と事実の伝えるしかありません。

また、携帯電話の忘れ物がたまにありました。個人情報の固まりなので扱いには充分注意が必要です。一日待って取りに見えない場合は、次の日に交番行きでした。早く交番に持って行ってしまうとキレるお客さまがいらっしゃいました。

「なんで、スグに警察に持ってくんだよ!取りに来るのわかってんだろ!」


お食事前後に当記事をご覧頂いたご訪問者様には不愉快な内容であったことをお詫び申し上げます。
トイレは言わば、無法地帯かもしれませんね。


大変申し訳ございませんが、トイレの無断使用はご遠慮くださいませ。トイレご利用のお客様はご利用前にスタッフに一声おかけくださいませ。

よく見かけるフレーズですよね。店舗側の意図がご理解頂けるかと思います。

お客様の声かけによって、お顔を拝見して、

「どうぞ、ご利用下さいませ」と言いつつ、

どうかイタズラとかしないでねという精一杯のお願いの気持がこめられています。

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ご訪問ありがとうございました。


posted by Sun9 at 20:13| 20の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月04日

第35話 外国人が驚くコンビニ本

ご訪問ありがとうございます。


こんな事がありました。


移転する前の店鋪での話しです。

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入店された若い女性(20代前半?)が左方向に歩いて行かれました。突き当たりの本売場のコーナーを右に曲がろうとしたとたんに、早歩きで戻ってきて、あわてて店を出て行きました。

その挙動が尋常ではなったのでなんぞや?と思い、その雑誌コーナーに直行してみました。そして、そこには
異様な光景が展開されていました。

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顔見知りの高学年の小学生が右手をポケットに突っ込んで小刻みに動いています。左手に○○本を持って。

さっきの女性はこの光景を目の当たりにして、驚いて出て行かれたのだろう。

同じ男として気持は理解できるが、なにも人の店で(公共の場で)する行為ではないだろう。


「きみさー、気持は分かるけど、お店の中では他のお客様の迷惑になるので辞めてもらっていいですか?」

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突然の声に、後ろから拳銃でも突きつけられたかのような驚き方だった。

「すす、すいません。」と完全に動揺して、逃げるように店を出て行きました。


いまでこそ、その類いの本はテープで止めてあったり、店鋪でビニール袋に入れたり、また、その地域の条例で売場を普通の本と区別して陳列するなどして、かなり気を使って販売していますが、以前は全くのノーガードで普通の本と一緒に並んでいました。もちろん少年少女の目に触れることもしばしばでした。

当時、コンビニにその類いの本は必要なのかどうか本部に聞いてみた事があります。その答えは、


「利益率もいいし、置けば良く売れるんですよ。」


確かにおっしゃる通りでしょう。しかし、外国人の方々はコンビニの品揃えとして○○本が堂々と置かれていることに驚かれているそうです。売上至上主義のコンビニ業界ではあまり問題視されていないようですが、結構トラブルも多かったです。

1.一冊一冊ビーニールに入れるのが大変
2.ビニールを開けて、本のとじテープを剥がして、堂々と立ち読みをする
3.添付のDVDをパクってく→返品できない
4.万引の被害が多い
5.返品する時にビニールから取り出さなければならない

個人的な建前的意見としたら、青少年の為に販売を辞めるべきだと思います。しかしながら、日々の売上に少しでもプラスになるならやむを得ないというのが本音でした。

本部は昨年対比の売上達成率を突きつけて、プレッシャーをかけてきます。

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「オーナーさん、先月は昨対(昨年対比)95%ですよ。特に弁当類の落ち込みが顕著です。もっと売れ筋を把握してボリューム陳列しましょう。」

天下国家社会はどうでもいい。自分の店が売上取れなければ生活できないんだから、と考えてしまいます。


先程の小学生は、後日生理用品をトイレに持ち込んで、中で開封している所を現行犯で押さえました。

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そういう事に興味を抱く年頃の少年少女の目の前に平然と○○本を陳列しなければならないというのもなんだか辛いですよね。


可愛い小学生低学年の女の子がその類いの本を平然と読んでいた時にはさすがに引きました。注意しなければいけないのに、すぐに注意出来ませんでした。少年ならまだしもあどけない少女がそのような事に興味を抱き、目の前で○○本を読んでいる。

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何て言って注意するべきなんだろうか。

迷って、ぐずぐずしているうちに彼女は店を出て行きました。

現状では、各店舗それなりの対応策はしており、直接的なそのような少年少女の行為はあり得ないにしても、中のDVDを抜き取ったり、本そのものを持ち去るという被害に繋がっていると思われます。


ご訪問ありがとうございました。



posted by Sun9 at 22:49| 事件簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする