2015年11月27日

第34話 No.6本部と店舗大家さんとのトラブルによる被害

ご訪問ありがとうございます。

本日のテーマは「本部と店舗大家さんとのトラブルによる被害」です。

この「被害」とは一体なんだと思われますか?

ズバリ、突然の「取り潰し」です。

そう、突然の一方的な強制閉店のことです。

そして、トラブルとは何だと思われますか?

それは、本部と大家さんの店鋪物件賃貸契約の更新に関するトラブルが殆どだと思います。ズバリ値上げ(値下げ)交渉の決裂でしょうか。また、大家さんの申し出で、別の用途に転用したいから賃貸契約を解約したいというケースもあるみたいです。


低ランク契約では、店舗は本部が用意してそれをオーナーに転貸して成り立っています。

低ランクの契約で、最大のリスクは本当にこれだと思います。

”当該店鋪が本部と第三者からの賃借物件である場合、何らかの理由でこの賃貸契約が終了した場合、本契約は本部からの通知がなくても直ちに終了する。” と契約書にキチンと記されている。この契約内容は何処のチェーンでも同じと推定されます。(あくまでも私の独断ですが)

よって、本部サイドにはなんら落ち度はない。本部担当者と契約書は最初から最後まできちんと読み上げて、双方合意の元で締結される。私は2度もその機会がありながら、たいして疑問にも思わず、また、条項の意味する現実を想像すらできなかった。後で、

「そんなふざけた話しありえねーだろ!」
「常識的に考えてもおかしいだろ?」

と文句を垂れたところで後の祭りです。

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契約自動終了の宣告=「取り潰し」宣告

強制閉店後、店鋪移転かポイ捨てとなる。

1.店舗移転→終了契約後再契約(審査あり)→店鋪在庫を廉価にて処分→新店舗の足りない資金は本部自動融資
2.ポイ捨て→店鋪在庫を廉価にて処分→精算(大抵本部に負債が残る)→失業と多額の清算金

という流れになる。いずれにしても、店鋪在庫商品を大幅にダンピングして処分しなければならない。仮に、リース契約などしていたら目も当てられない。例えば、防犯ビデオカメラ一式をリース契約していて、お取り潰しを喰らってしまったら、リース契約は解約出来ないので、全く使用していないのに、毎月リース代金を支払わなければならないということになってしまいます。(実際に、私は都内から埼玉の店鋪に移転する時に都内でリース契約した防犯ビデオカメラシステムの残が約70万円程ありました。毎月、約30000円x24回だったと思います。本部は直営店で継続していたリース契約を私に引き継がせて、都内店鋪にあったビデオカメラシステムの移転は認めませんでした。そりゃ、そうでしょう。本部が、直営店のビデオを取り外して、残リース代を払う訳ないですよね。私は、店舗移転の恩義に負けて、事をあら立てずに泣き寝入りし、目の前にないビデオのリース代70万円を最後まで払い続けました。

店鋪設備はビデオリースに限らず、本部推奨業者の物を使わないと、本当に痛い目に遭います。契約解除、終了後は現状復帰の義務があり、自分で取り外して元の状態に戻して去らなければいけません。リース残があれば完済(リース終了までのリース代金の支払い)しなければなりません。しかし、本部推奨業者であれば、リースの途中でも、本部が引き継いでくれます。私が契約終了した時も、床のバフィングマシーン、防犯ビデオシィスム等のリース物件は全て本部が引き継いでくれました。(もっとも、直営店からオーナー店に変更になる時に、自動的かつ無理矢理(?)に私が引き継いだ物が殆どでしたが)



以下、私の実話です。


「オーナーさん、もしかしたらここ○○(御三家の一つ)になるかもしれないです」


辞める半年位前のことでした。
大家さんの長兄が現れて、唐突にそう告げられました。

以前から大家さんから本部との家賃交渉が暗礁に乗り上げていると聞いていました。しかし、そういうオチが待っていたとはまさに晴天の霹靂でした。当時、売上は相変わらず低迷していましたが、廃業という選択思考はありませんでした。

本部担当にストレートに聞いてみました。

「大家さんともめてんですか?」

本部担当者も詳しい話しは知りませんでした。
店舗賃貸契約の更新を巡り話しが膠着状態であるという事位しか情報を持っていませんでした。

「ここを、○○にするって大家さんの長男が言っていましたけど、そんなことってあり得るんでしょうか?」

「いかなる理由があっても、一方的にそんな事は出来ませんよ。心配しないで下さい。」

本当だろうか?

私は、思い切って大家さんの所へ行って事実確認をしました。


「本部は汚い。家賃値上げの条件で、駐車場の整備、店舗外壁のクリーニング、店舗屋根部分の全面的補修をしたのに、いざ契約更新の段階でなんら評価しようとしない。散々金を使わしておいて、一切値上げなし。それどころか、契約の自動更新とかになって、ハンコも押してないのに契約が更新されてしまった。これは、詐欺でしょ?どう考えてもおかしいでしょ?」

確かに、ある時期本部負担ではなくて大家さん主導で店舗外観、駐車場の大規模なお手入れがありました。奇麗な外観になった店舗にそんな大家さんの想いが込められているとは全く知りませんでした。

しかし、これはあくまでも片聞きでありその真偽は不明です。確かな書面、覚え書きみたいなものが存在していたのでしょうか。本部と大家さんの店舗賃貸契約については、私の知る由もありませんし、なんら関わることも出来ませんし、できるハズもありません。成り行きを見守る以外に方法がありませんでした。

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その後の大家さんサイドのアクションが過激になってきました。大家さんご本人は穏健派でなんとか話し合いで本部と妥協点を見つけたいと考えていました。しかし、息子さんは、闘争派でした。

「そんな勝手な事、絶対に許せない。裁判をしてでも自分の土地と建物(店舗)を取り返す!」

頻繁に店舗に立ち入り、ご自分のビジョンと将来を熱く語っていきました。30代後半から40代前半でしょうか。自信に満ちた言動と行動力には圧倒されました。本部を相手に、一歩も引かない態度は、ある意味迫力がありました。しかし、この大家さん親子の主導権争いにも巻き込まれてしまいました。

「オーナーさん、お願いだから息子が来ても本気で話しを聞かないで下さい。一人で暴走して困ってるんです。
店に来ても、なるべく中に入れないで下さい。」

「母親は、いつも弱気だから、本部が調子づくんだよ。そんなんだから、なめられっぱなしなんだよ。目を覚ましてほしいよ、まったく。オーナーさんからも言って下さいよ」

長兄の闘争はさらに過激化していきました。

「本部に○○の内容証明を送りつけてやったよ。」
「○○チェーンの本部に行って、具体的な見積もりと立地の調査を依頼してきた。」
「裁判をして、万が一多少の損害賠償が発生しても構わない。金で解決出来るならそれにこした事はない。」
「本部が素直に応じないなら、ロックアウトするしかない。」
「オーナーさん、新しい看板で店長やってもらえませんか?月40万円出しますよ。」



私は混乱しました。長兄は本気モードでした。


本部担当にも突っ込んだ疑問をぶつけました。


「もし、裁判沙汰とかで大家さんと和解して本部が店舗閉店の決断をしたら、私はどうなるんですか?」

「そうなったら、契約書通り、契約は 

自動終了 となります。

「自動終了とはどういう事ですか?」


「読んで字のごとく、自動的に契約が終了することです。いかなる理由においても本部と大家さんの賃貸契約が消滅したら、本部とオーナーさんのフランチャイズ契約も自動的に消滅するという事です。」

「なんらかの保障はあるのでしょか?」

「基本的に金銭的な保障は何もありません。ただ、状況的に近くに直営店、新店舗があれば優先的に紹介はできます。」


つまり、ポイ捨て なんですね、これが。

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近隣の店舗へのコンバートもあくまでも可能性の話しで、100%可能であるという訳ではない。もちろん、終了契約を結び再び新規の契約となれば審査とかもあるだろう。借金まみれの私に審査パスはあり得ないし、また新たに契約期間を満了するというノルマは精神的にもかなり厳しいものがあった。

この先、ある日突然、ポイ捨てされる可能性がある。

これは、かなりのプレッシャーでした。そして、間接的に廃業という選択枝を選ぶ根拠となりました。

この辺の詳しい状況と思考プロセスは コンビニ戦争編 8.増殖する競争店 9.契約の落とし穴 で詳しく記しておりますが、さらに廃業を後押しした事実がありました。

本部はもし、大家さんと裁判沙汰となった場合、店を存続させるスタンスを取るのか、閉店の道を選ぶのかどちらの可能性が高いのか打診してみました。まあ、当然と言えば当然の回答ですよね。

「本部としては、店の存続で少しでもプラスが期待できれば(ロイヤリティを問題なく徴収出来れば)存続させるし、本部が赤字となるのであれば、(本部投資金額を回収出来ずに、本部持ち出しが発生してしまう状態)閉店となるでしょう。また、今現状の売上は、正直な話し本部は赤字状態です。大家さんとの件を除いても、存続か閉店かの判断をしかねている所です。」

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オーマイガー!でした。衝撃的過ぎる事実でした。

都内の店鋪とおなじように「取り潰し」の可能性も出て来た。

確かに苦境に陥り利益配分が激減していたが、それでも本部にはロイヤリティを毎月100万円以上奉納していた。

本当に赤字なの?という疑念もあったが、もしかして私のクビを取りに来たのだろうか、という不信感もあった。

もう安心して、仕事のできる状況ではなくなってしまいました。


競争店の激増

売上低下
=収入激減=生活苦=借金増

本部と大家さんのトラブル発覚
契約自動終了の可能性=ポイ捨て危機=失業の危機浮上

本部主導の「取り潰し」の可能性ありが発覚
=ポイ捨ての可能性あり=失業の危機が現実味を帯びる

自動終了が先か取り潰しが先かそれとも契約満了まで延命できるのか

延命できて残存契約満了か廃業かの選択
=400万円の清算金支払いか700万円違約金支払いかの選択

破産の決意

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という流れになりました。



もし、立地も良く、売上もそこそこあり平穏無事に経営していて、いきなり契約の自動終了を言い渡されたらどうなるんだろうか。そういうオーナーも絶対いたハズだ。

本当に困惑しますよね。
自力で解決できないところが悲しいですよね。運命だと思って諦めるしかありませんね。
(ちなみに、ランクの高い契約で大家さんとの直接契約の場合は損害賠償とかも当然可能であり、本部からもなんらかの救済処置があるそうです。まあ、自ら巨額の資本を投じたオーナーさんはやはりお得意様ですから、何らかの救済策があっても当然でしょうね。某オーナー曰く、我々の契約タイプは将棋の駒、ですから、やはり摘まれて終わりなんでしょうかね、の言葉を思い出しました。)

そう言えば、以前にこんな事がありました。

本部とフランチャイズ契約を結び、2週間のオーナートレーニイングに臨みましたが、その時4組のオーナーが参加していました。契約タイプは同じタイプのご夫婦が一組と2人がランクの高い契約タイプでした。同じ契約タイプのご夫婦とは店舗開店後もたまに連絡を取り合っていました。そのお店は開店後は暫く苦戦されていましたが、オーナー夫妻の努力の甲斐あって目覚ましい売上の伸びを記録しました。その業績は地区No.1ということで本部から表彰もされました。そして、一回目の更新の前だったと思います。マネージャーから突然電話がありました。


「うち、辞めさせられるかもしれない!」


悲鳴とも怒りともとれる深刻な口調で語ってくれました。要約すれば、店舗大家さんが本部との契約を更新しないと言い出して困惑している。そのまま辞めるか、新たに新しいところで営業したければ、新規の契約になるので新たに当初の費用(約300万)が必要になると言われた。息子もやっと大学生になって深夜の仕事を覚えたのに全てが無駄になってしまう。いままでオーナーが本部の言う事をあまり聞かなかったので、本部は暗に自分達を切りたがっているのではないか。どうしたらいいのか分からない、とのことでした。

確かに、独創的なオーナーで、店舗レイアウトを無断で変えたり、店内内装装飾を本部に無断で勝手に大胆にやってしまうとかで本部もやや困っていたという情報を入手しました。

もしかしたら、これは、大家さんとの契約更新を本部側からの申し出で打ち切り、オーナー切りに動いた可能性があると思いました。この契約条項を上手に使えば、本部は不良オーナー、不満オーナー、危険思想のオーナーを合法的にクビにできますよね。(あくまでも私の推測ですが)

しかし私の都内店舗での苦境の時は、低迷する店舗を本部主導で「取り潰し」を行い、当然大家さんとの契約も本部主導で解約しました。しかし、私は「ポイ捨て」ではありませんでした。店鋪移転という形で速やかに本部直営店への移行が出来ました。もちろん審査もありましたが、問題なく通過出来ました。そして、再契約にかかる不足金の100万円は本部の5年払いの融資が受けられ、実際の現金持ち出しはゼロ円でした。そのおかげで、4年近くを平穏無事に過ごす事が出来ました。


お取り潰し、契約自動終了後の店鋪移転かポイ捨てかの選択はあくまでも本部の手の内にあり、オーナーが100%確実に保障されることは何もありません。常日頃、本部に対して肯定的協力的柔和的態度のオーナーがある程度優遇的処遇を享受できるような気がします。


忘れもしません。

近くのファミレスで、契約終了、自己破産についての最終的な話し合いの場で、本部の某部長が大詰めで一言つぶやきました。

「オーナーさん、本当にこれでいいんですか?新たに、新しい環境でやってみようという気持はありませんか?まだ、間に合いますよ。」


私は、部長のお言葉に感謝しつつも丁重にお断り致しました。


なぜ?



当ブログの20の理由からです。




本部と大家さんとの契約消滅に関する契約条項は正確に把握しておく必要があります。そして、本部は時として仏様となり、また鬼にもなるということを充分に認識しておくべきです。

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ご訪問ありがとうございました。

posted by Sun9 at 23:21| 20の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月24日

第33話 パンチ君

ご訪問ありがとうございます。


こんな出来事を思い出しました。

以前、パンチパーマという髪型がはやっていた頃の話しです。明確な時期が思い出せませんが、キーワードがパンチパーマです。パンチ佐藤氏がご活躍されていた時でしょうか。そんな時期に、パンチ軍団と呼ばれていた(店舗スタッフの間で)少年達がいました。どう見ても高校生位で、いつも5〜6人の集団で行動していました。

偏見を持った人から見れば、かなりの威圧感があったと思います。彼らはその上眉毛も剃り、人相もかなり悪く見えました。大人達から見れば

札付きの不良達

に見えたかもしれません。

彼らは、店に集団で来て、買い物をすると速やかに出て行きました。別段、普通のお客様と変わりませんでした。ただ、最初は見た目でかなりの威圧感があり、ある種の恐怖感を抱きました。

集団で計画的にパクられたどう対応しようか。
なんか因縁付けられて絡まれたどうしよう。
店の内外で長時間たむろされたら他のお客様に悪影響を及ぼすだろう。


しかし彼らはごく普通の少年達でした。
普通に挨拶もすれば、きちんと丁寧な言葉で会話をしました。

一言二言言葉を交わすうちに常連のお客様としての認識が芽生えてきました。

彼らは、地元の元高校生達で、バイトをしたり友達とつるんで青春を謳歌していました。

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そんなある日の事、軍団のリーダー格の少年が店内の小スペース(弁当や飲み物を飲食するスペース)で長時間一人で長居する頻度が増して来た事に気がつきました。


「どうしたんですか?家に帰らないんですか?親が心配していますよ。」
「最近、遅くまでここにいるけど、大丈夫なんですか?」


深夜の2時頃になっても帰ろうとしない彼に、声をかけてみました。すると彼は、重い口を開きました。内容を要約すると、両親が小学生の頃離婚して、父親と生活してきた。その父親が、最近再婚してその女性(新たな母親となる方)が小学生の子供を連れて来た。父親とその女性とその子供の輪に入って行けずに、今の家に自分の居場所がなくなった。

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家に居ても落ち着かない。家を出たいが資金もない。今は、友達の家を転々としているがそう何回も友達の家に迷惑をかけられない。どうしようもなくて、ここ(店内の小スペース)にいる。


複雑な家庭環境で私が体験した事のない状況に置かれているパンチ君の気持は理解したくてもできない。もちろん無責任な発言はできないし、したくもない。現状で困っている彼を救うことは出来ないが、しばしの休息なら提供できる。

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「それじゃ、ここで朝までいても構わないけど、あからさまに寝ているという状態はご遠慮頂きたい。他のお客様に真似されたら、注意出来なくなってしまうので。ちょっと、申し訳ないけど、起きてるような状態で寝てもらってもいいですか?」

パンチ君は喜んで私の提案を快諾してくれました。そして、廃棄になる弁当とか食べる物を無償で提供しました。

そして、その後、彼のご両親とおぼしき人物が息子の行方を探して店舗に訪問されて来ました。


「パンチパーマの柄の悪そうな高校生位の子供達が来てませんか?」


スグにピンと来ましたが私は悩みました。


「いつも夜ここにいますよ。」


とは言えませんでした。ご両親が深夜彼のいる時間に店舗にやって来て、修羅場になる可能性もあります。他のお客様の手前もあります。取りあえず、安否の確認だけでも出来れば安心してもらえるかも知れない、と考えました。

「多分、それらしきお客様がいらっしゃいますので、ビデオご覧になりますか?」

ご両親に息子さんが軍団で来店しているときの防犯ビデオを見て頂いて息子の安否を確認してもらいました。ご両親はやや安心して店を後にしました。もし、又息子がまた店に来たら心配しているから連絡だけでもいいからしてくれと伝えて欲しいとのことでした。




「いいご両親じゃないですか。凄く心配していましたよ。特にお母さんは本気で心配していて、息子のいそうな所を必死で探しまわっている様子でした。取りあえず、心配ないって一言電話してみてもいいんじゃないでしょうか?」


パンチ君は黙って一点を見つめていました。


その後、パンチ君はある日突然姿を見せなくなり、私の記憶からもほぼ消えかけていました。


コンビニのオーナーは時としてお客様の悩み事に、不運、不幸に巻き込まれる事がある。そして、深入せずに、現状で出来る範囲の協力、助言、提案は惜しまず提供しました。
(あくまでも私の場合です)




「店長、お久しぶりです。誰だか分かりますか?」

ガタイのいい好青年がキラキラした瞳で、いい笑顔を添えて語りかけて来た。突然の出来事に戸惑いを隠せず、

「えーっと、申し訳ございません。どちら様でしょうか?」

「あのときは、本当にお世話になりました。店で何日も寝かせてもらって、ご飯まで出してもらって。」

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「あー、あの時の!久しぶりですね。元気でしたか?」

もう、あれから5〜6年は経っていたと思います。話しによると、パンチ君はその後、自宅に帰り親と話し合い、家を出て働くという選択をしたそうです。細かい話しは思い出せませんが、私が感動したのはその後建築関係の仕事をして、手に職を付け見事に独立して、会社を立ち上げて小さいながらも社長として充実した日々を送っているということでした。確かその時パンチ君は20代前半だったハズです。

正直パンチ君のサクセスストーリーに嫉妬を禁じ得ませんでした。

私みたいに、金でオーナーの地位を得た人間と、自力で努力を積み重ね、そして会社を立ち上げ日々頑張っている人間。どちらが「いいね!」を取れるか一目瞭然だ。しかも、20代前半の若さでだ。なんだか、自分がとてもちっぽけに見えた。

いかにも建築系の体つきで全身からあふれ出る充実オーラがまぶしかった。

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いやいやいや、私も負けてられない!

気合いで頑張って、真の経営者に進化してみせる!!

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しかし、破産でした。

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ご訪問ありがとうございました。
posted by Sun9 at 23:24| 事件簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第32話 少子高齢化

ご訪問ありがとうございます。

20の理由も残りあと5話となりました。
ここで、ふと思い出した出来事をご紹介させて頂きます。


これは、移転前の店舗での話しですので、10年以上も前の話しとなります。


コンビニの深夜帯、午前2時から4時くらいまでのお客様のご来店はかなり激減します。0人の場合もあります。お見えになるお客様もほぼ常連のお客様がほとんどです。当時、ハーフっぽい美人系ママさん風のお客様がいらっしゃいました。

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大抵、一言二言話すうちに普通のお客様から常連のお客様の認識が芽生えていきます。

いつものようにママさんが現れ、何気ない話しをしていました。



「じゃね、店長」

「おやすみなさいませ」(日本語としておかしいかも)

このいつものoneシーンで深夜時間帯の一区切りを感じていました。



「ねー、店長、ちょっと聞いてくれる!」

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帰った筈のママさんがお化け屋敷から出て来たような恐怖感に満ちた顔で再び店に飛び込んで来ました。

「どうしたんですか?何かあったんですか?」

「絶対におかしい!私の隣に住んでいるおじいちゃんなんだけど、最初は出かけていて留守なんだと思っていたんだけど、もう1週間近くも、新聞は溜まっているし、電気もついてるのよ!おかしいでしょ?家の中で孤独死したかもしれないじゃない?そう考えると、怖くて家の中に入れないのよ。どうしたらいい?」

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「電気消し忘れて、本当に出かけているっていう可能性はないですか?」

「あり得ない、絶対あり得ない。いままで、そんな事なかったし。」

私は、困惑しました。帰宅するそぶりのないママさんは、完全に怯えていました。

「わかりました。それでは、私が警察に電話して事情を説明してみます。」

「お願い!ありがとう!」

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私はスグに110番して、家の中で亡くなっている可能性が高いと強調して、ママさんの話しを忠実に伝えました。それから、パトカーが来てママさんと現場へ向かいました。



「店長!やっぱり、亡くなっていた!」


紅潮したママさんは興奮気味にそう叫んで店に飛び込んで来ました。

その集合住宅の管理人立ち会いでその部屋に入り、事実が確認されたそうです。その後、救急車が来てご遺体を移動されたそうです。

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ママさんのアクションがなければ、そのお年寄りはかなりヤバい状態になるまで発見されなかった可能性大です。



先日も、自宅の隣にあるアパートで、一人暮らしのお年寄りが孤独死しているのが発見されて大騒ぎになりました。

少子高齢化の陰が身近に感じられれました。

これからますます孤独死は増加してゆくかもしれないと思いました。

なんか、淋しいですよね。


そして、もっと淋しかったのはママさんがその事件後、姿をみせなくなった事でした。

多分、引っ越しをされたのでしょうか?



コンビニのオーナーは、お客様の利便と不安解消、社会貢献のため時として自らの判断で110番、119番通報をしなければいけない時がありました。



ご訪問ありがとうごさいました。
posted by Sun9 at 01:02| 事件簿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月20日

第31話No.18.予期せぬ店舗施設備品の修繕費の負担

ご訪問ありがとうございます。

本日のテーマ「予期せぬ店舗施設備品の修繕費の負担」です。


コンビニの出入り口はほとんどがスイング扉ですよね。自動扉もありますが、なにしろ故障が多いためと省エネのためスイング扉が主流となっているそうです。唐突ですが、あのスイング扉のガラス一枚いくらすると思いますか?



16万円です。(あくまでも私の加盟していたチェーンの話しですが)

もし、割れた場合、誰が負担するの?

スイング扉に関しては保険が掛かっていたので、よほどの事がない限りオーナー負担はあり得ません。

しかし、過去に1度だけ自己負担したケースがありました。少ない利益配分で、忘れた頃にその請求が来て16万円引かれてしまい、当月の利益配分(給料)は 

5万円でした。これにはさすがに参りました。しかし、その時は父親が他界しその葬式に追われていて、本部に抗議する余裕すらありませんでした。


「がっしゃーん」
深夜の2時頃のことでした。音の方へ視線を向けると、入り口ドアのガラスが中心から下部にかけて見事に割れて一部ガラスが飛び散っていました。

「おケガはありませんでしたか?」

「店長、このガラスもろいなぁー。びっくりしたよ、本当によ」

「申し訳ございません。おケガがなくてなによりです。」

そのお客様は、20の理由No.15(4.強盗)編で登場した親分さんでした。手に持っていたレジ袋がガラスにぶつかって、割れてしまったとの事でした。(中に何が入っていたのか分かりませんが)そして、飛び散ったガラスを片付けようとしていたので、

「後は大丈夫です。私が片付けます。すぐに業者を呼んで、直しますので」

「で、いくら位かかるの?」

「あ、保険で処理できるので、大丈夫です」


スグに本部指定取引先の業者に連絡して、早急に直してもらいました。深夜の出来事でもあり、後日本部担当に
報告すればいいと思いそのまま放置してしまいました。結局、約半年後の当月の損益計算書を見て意味不明の約16万円の経費が計上されていて、いろいろ調べてやっと思い出しました。本部の保険手続きがなされてないので、自腹で支払へとのことでした。しかも、その支払いは事件後半年後に勝手に決済されていました。これには到底納得できませんでした。本部指定業者から本部への連絡はなかったのでしょうか。保険で処理されるのがほぼお決まりなのに、なぜ何も問い合わせをして頂けなかったのか不明でした。また、その後の請求書らしきものが一切当方に届いてませんでした。なぜ、半年も放ったらかしにしておいて、いきなり弁償みたいなことになったのでしょうか。業者の不手際はなかったのでしょうか。もしや時効狙い? 当時、父親の葬式もあり忙しくて、面倒くさいとそのままにしてしまいました。

しかし、16万8000円といえば、リストラオヤジの(現在の私の)手取りギャラとほぼ同額です。

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事件、事故は速やかに本部へ連絡するべきですね。

忘れた頃に支払い(費用計上)が完了しているのに気がつくというのはあまりにも惨い。


また、たまにスイング扉がやたらと勢い良く閉まる(元にもどる)店舗に遭遇したことございませんか?

危ないですよね。勢いよく閉まるので、後から小さい子供がついて来ていたら、とんでもない事故に繋がりますよね。実はこれ、ドアの床下にある油圧部分が壊れている状態なのです。この部分は本当によく壊れます。この部品の交換にいくらかかると思いますか?



7万円です。

深夜スタッフの約70時間分のコストです。

しかも、これ、保険がききません。全て自腹です。

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基本的に、本部から無償で貸与されているエアコン、売場冷凍ケース、売場チルドケース、レジカウンター、アイスクリームケース、電子レンジ等の設備備品に関するメンテナンス、修理は店舗負担です。しかし、故障してもう修理ができない、交換しかないという場合は本部負担になります。しかし、店舗の照明に使われるあらゆる蛍光灯は全てオーナー負担です。また、傘立て、店舗ゴミ箱はオーナー負担です。この辺は、細かく契約書に記されています。

エアコンの水漏れ→オーナー負担(実費)
電子レンジのマグネット交換→オーナー負担(1万円以上)
ゴミ箱を本部指定のものにリニューアル→オーナー負担(3万〜5万)
店舗入り口の外マット→オーナー負担(1〜2万)

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電子レンジ故障→業者が再生不可と認定→本部負担で新品と交換
エアコン故障→業者が修理出来ないと認定→本部負担で新品と交換

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とまあ、修理できるか、出来ないかで天国と地獄ですよね。あと、本部指定業者を呼ぶと無条件で5千円徴収されました。

あと、突然襲いかかる悲劇にトイレの詰まりがあります。これは、オーナー負担で直します。いくらかかると思いますか?

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5万円です。

深夜スタッフの約50時間分のコストです。


また、保守契約というものを本部指定業者と個々に結びます。店舗設備関係、店舗防犯警備関係、システム関係です。もちろん有料でオーナー負担です。防犯ブザーが押された時の対応とか、冷凍庫、冷蔵庫、売場の冷蔵ケースなどの温度異常の警告を電話で教えてくれるのが店舗防犯警備関係で、エアコンの故障、アイスケースの故障等を修理修繕するのが店舗設備関係です。また、レジとか事務所のコンピュータ関係がシステム関係です。そして、それらの業者は基本的に24時間対応でした。また、それぞれ契約によって、負担金の取り決めが細かく決められています。

店内ATMの故障→業者を呼ぶ→定額の保守料金でカバー

事務所のコンピュータ、プリンター、レジ等が故障
→業者に電話→口頭の指導で直らない→業者来る→定額の保守料金でカバー

コビー機が故障→対応時間内ならコピー業者が来てくれる→無償(だったと思います)

エアコンが動かない→業者を呼ぶ→修理して直る→呼び代5千円+部品交換代(実費)

それぞれの施設備品について、関わる業者が決まっていて費用の負担に関する取り決めが細かく決められています。思わぬところで、かなりの負担金を背負わなければならないという状況が想定されます。特に夏場の冷凍冷蔵ケース、アイスケースの故障は本当に神経がやられます。故障を早めに見つけるために温度管理表というものを時間を決めて記入します。たとえば、アイスケースならマイナス24度→マイナス20度→マイナス10と記入されていれば、あれ?故障かな?と気がつきます。しかし、手抜きスタッフがキチンと温度を見ないで前回と同じで記入して、それが続いてしまうと、結局温度が5度でやっと気がつくということもあり得ます。

こうなると、もうアウトです。業者に連絡してもスグには来てもらえません。アイスクリームケースも大きさによりますが、だいたい2〜5万円分のアイスが入っています。一度、解けたアイスクリームはもう売り物にはなりません。保険も出ません。全て廃棄処分です。本当に痛いです。


夏場はおちおち寝ていられません。

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「オーナー、アイスケースの温度が高くて、溶けかかっています!」


電話を受けて一瞬にして体が凍り付く。

いくらの損失が出るのだろうか。

飛び起きて、店に急行する。

業者に連絡する。被害を最小限度に食い止めるため、ケース内の状況を確認して救済できるアイスは他の冷凍庫に入れ替える。とにかく、業者が来るまでは動けない。


日々、この目に見えないリスクと突然お金が消えて行くという状況が神経を蝕みます。


店舗の設備備品に関しては、予期せぬ出費を強いられる場合があります。機械の故障のリスクも覚悟しなければいけません。突然、多額のお金がかかり生活費の予定が狂ってしまいます。

本部から言わせれば、

オーナーさんは独立した経営者ですから、全てにおいて自己責任で解決して下さい。また、契約上の決められた
負担金はキチンと契約に従って支払って下さい。


おっしゃる通りでございます。



最後までお読み頂きましてありがとうございました。

追伸:本記事の内容は他チェーン店では適合しない部分もあるかと思われますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

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2015年11月16日

第30話 No.4 24時間365日精神的に拘束される

ご訪問ありがとうございます。

本日のテーマは「24時間365日精神的に拘束される」です。

いつでも、どこでも店のことをふと思い出して、気にしてしまいます。

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「今日の夕方シフトは、A君とBさんだけど宅配便の受付だいじょうぶかな」
「深夜の新規の納品、キチンと陳列できるかな」
「お中元シーズンだが、あの2人でキチンと受付できるかな」
「C君はこの前、弁当に箸を入れ忘れてクレームとなって大変だったが、今日は大丈夫かな」
「あの万引きカップルがまた来て物をパクってないだろうか」

心配し出したらもうキリがない。

仮に優秀な店長を育成して経営全般を任せられるオーナー代理が存在していても、最終的な経営責任と資本的(金銭的)な責任は自分にかかってくる。

だから、常に心配して取り越し苦労してしまいます。

そして、時として杞憂が現実となる。

たとえば、スタッフが突然シフトに出れなくなり、代わりの人が見つからなければ、当然自分が出ることになる。

お客様のクレームが本部ではなく直接店の方に来れば24時間自分が対応しなければならない。

例えば、お客様のお買い上げ商品の入れ忘れがあった場合、ご自宅等にお届けするのが基本だが、お客様が外出先まで届けて欲しいというリクエストがあればそれに従わなければならない。当然お届けスタッフがいなければ自分が出向かなければならない。

また、当方のミスにより予期せぬ対応に追われて困惑する場合もしばしばだ。

以前、朝シフトで新聞を入れ忘れて、お客様にお届けしたのだが、お届け先が遊園地内のプールの中ということで多大な出費を要してしまった。(入園料プラスプール入場料)

また、夕方シフトで商品のレジ打ち間違いがあり、かなり激怒されたお客様が電話にて

「明日の夕方常識的な時間に差額の金を持ってこい!」とのこと。

「申し訳ごさいません。だいたい何時ごろお伺いさせていただいてもよろしでしょうか?」

「常識的な時間って言ってんだろ!自分で考えろよ!」

でした。

結局本部にも相談して19時ごろお伺いして、なんとか事なきを得ることができました。翌日は妻の実家に用事があって行く予定で、当日の朝から24時までシフトを厚くしておりましたが、結局実家には行けず、店舗事務所で待機していたため人件費もダブってしまいました。


とにかく、24時間心の休まる時間がない。

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寝てる時は別だろ、という突っ込みもございましょう。

しかし、夢でお客様にお叱りを受けているとか、ありがちなトラブルの夢を見て、目が覚めることもあります。

「夢の中まで仕事させるなよ!」と怒りつつも、
「ああ、夢でよかかった!」とホットするのも事実です。

実際、辞めた今でもそいう夢を見てうなされます。

もう、これはPTSD(心的外傷後ストレス障害)じゃね? としばしば感じました。



また、深夜たまたまシフトに入ってない時に、午前3時頃深夜スタッフの人間から、

「オーナー、不審な男が店内を徘徊して、身の危険を感じます!すぐ来てください!」
「すぐに警察に電話して対応して!」
「だめですー!あー、すぐに来て下さいよー!」

スタッフの絶叫にただならぬ状況を感じ、飛び起きてバイクに駆け乗り、埼玉から都内へ40分かけて店に到着して、店に飛び込んで行きました。

お客様はゼロ?

「どうしたの?」

「あの、すみません、あれから何も買わないで出ていきました。」


とにかく24時間365日気を抜けません。
本当に何が起こるかわかりません。
予期せぬ事も容赦なく起きます。

そして、漠然とした不安が、現実のトラブルとなって顕在化される。


「オーナー、レジが一万円以上合いません。」
「オーナー、便所が詰まっていて使えません」
「オーナー、トイレに人が入って30分以上出てきません!応答がありません!」
「オーナー、電話があって、お買い上げの弁当に異物混入です。」

はごく普通です。

「オーナー、駐車場で当て逃げがあって、警察がビデオを見たいと言っています。」
「オーナー、納品業者とお客様が喧嘩してます。お客様がスグ来いと言っています」
「オーナー、客が1万円出したといって騒いでます。ビデオで確認しても、1000円札です。」
「オーナー、便所が汚物でイタズラされていて、使えない状態です」
「オーナー、入り口ドアのガラスが割れました」

想定外の事態も必ず起きます。

また、睡眠中の、マネージャー(妻)からの緊急連絡は、彼女の声を聞いた瞬間に寿命が縮む。殆どが、緊迫したトラブルだからだ。

「○○さん(パートさん)がお客さんに突然蹴られた!どうしよう。」
「弁当入れ忘れで、今忙しくて出れないから、届けてくれる?」

容赦なく起きるトラブルに翻弄されながら日々、生きていかねばならない。ある程度の心のタフネスは必要不可欠条件だろう。


しかし、私は、予期せぬ突然襲いかかって来る衝撃的な事件で、myチキンハートはいつも破裂寸前でした。

特に携帯電話が普及してからは携帯の着信音に恐怖感を抱くようになりました。

携帯の着信音が鳴ると、本当に心臓がドキドキッ としました。

そして、二本しかない当たりかハズレのくじを引く気分でした。

万が一 ハズレ (クレーム等、問題発生)を引いたらもう大変です。

もし、クレームに関する連絡だったら、スグに対応しなければいけません。電話対応が遅れたり不適切だったりすれば、二次クレームとして話がこじれてしまいます。また、状況に応じて、至急店に飛んで行かなければいけないこともあり得ます。

ですから携帯の電源は24時間絶対に切れませんでした。

たまたま一息入れる事が出来た盆暮れ正月、クリスマスでさえ携帯の着信音には敏感に反応してしまいます。

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久々の家族でのお出かけ、買い物中でも

ファミレスで食事をしている時でも、

何年振りかの家族旅行中でも、

子供の入学式、卒業式中でも、

睡眠中でも風呂入っている時でも、

そして、結婚式、葬式の最中でも、


容赦なく事件は起きます。
連絡が来ます。


そして24時間対応しなければいけません!

これは、かなりのプレッシャーでした。
逃げる事が出来ない立場の、プレッシャー。

心から笑って、時間を忘れて楽しむということが出来ませんでした。
恒久的な心理的負担感からは解放されることは絶対にありませんでした。

そりゃ、そうですよね。当たり前ですよね。

オーナーですから、経営者ですから。

自己責任で自ら進んで選んだ道ですかからね。

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「弱音吐くんだったら、辞めちまえよ!」

とかおっしゃられても、困惑してしまう人がほとんどでしょう。

「辞めれるなら、とっくに辞めてますって!」

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が本音でしょう。

当然、自己責任である法律行為により獲得した地位であることは100も承知していますが、

辞めたくても辞めれないのがコンビニ契約の掟なんです。

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(すんなり違約金が払えるオーナーは別ですが)


最後までお読み頂きましてありがとうございました。
posted by Sun9 at 20:49| 20の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

第29話 No.2 家族との団らんはほぼ不可能

ご訪問ありがとうございます

本日のテーマは「家族との団らんはほぼ不可能」です。
以前の記事をリメークしました。

コンビニ経営者の悲劇はやはり家庭内不和を招きかねないという現実でしょう。

低レベルな契約タイプ(よく募集されている投資金額200万〜300万円で出来るというもの)ではロイヤリティが所得税の累進課税と同じ感じで(定額のところもあるらしい)売上が上がれば上がる程、本部への支払いが多くなる。つまり、売上が増加しても人件費の増加分を吸収できなくなる。早い話が売上が上がっても収入が減ってしまうというなんとも変てこな現象が生じてしまう。もちろん、4〜5千万リスクを背負っている契約ではロイヤリティは一律で、契約更新の度にロイヤリティの引き下げがあるらしい。やはり、本部も真のお客様には特典が盛りだくさんだ。まぁ、資本主義の世界では資本のある者が常ねに優先されるのは仕方のない事だが。

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また、売上がなければないで、固定費の人件費を削減して、利益率を上げなければならない。つまり売上が上がっても、下がっても人件費のコントロールは必要となってきます。ここから悲劇が生まれます。

人件費を押さえる為に、マネージャー(奥様)は早朝から夕方(6時から17時頃)までのシフトをこなしオーナー(旦那様)は深夜(22時〜10時頃)の時間帯を受け持つことになる。(例外もあります)

その結果、すれ違いの生活が始まり、家庭内不和へのテープカットとなってしまいます。また、仮に小さい子供がいたら、それこそマネージャーの負担は計り知れない。

炊事、洗濯、掃除に子育て、そして気の利かない旦那の世話。

発狂しても不思議じゃない日々。

「なんで私だけこんなに忙しいの?」

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口に出せるマネージャーならまだいい。
ストレスとして胸の中に溜め込んでしまう人だったら本当に気の毒だ。

いつブチ切れてもおかしくない。

ストレス性の体調不良からシフトに穴があくようになる。
ひどい時は仕事拒否(シフト拒否)になる場合もある。
笑顔が消え接客レベルの低下を招く。
子供への八つ当たり。
高額商品の衝動買い。
摂食障害
自立神経失調症
etc.

しかも、オーナーは夜勤明けで大抵長時間労働をこなしていて心身共にお疲れMAX状態です。家事やその他の家の事の手伝いはしたくても出来ない。

「少しは家の事手伝ってくんない?」

「オレだって、疲れてヘトヘトなんだよ。わりーけど、無理っぽい。」

「アナタが好きで、始めたんでしょ?もっと家のことも協力してくれないと私も限界よ!」


最大の犠牲者は、奥様かもしれません。

だから、私は2回も流産させてしまったマネージャーをクビにしました。仕事は全て自分一人でこなそうと決心しました。その代わり、『家』のことは全てお願いしました。

契約違反と本部に指摘されても元マネージャーを復活させる気はありませんでした。

家族揃って食事を取る。
家族全員で旅行へ行く。
家族で全員で何か楽しい事をする。

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ごく当たり前のことができない。(出来なくなる)

私も、気が付いたら、子供の成人式だ。

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子供とは接点が殆どなく、会話も殆どなかった。

でも、家庭内不和はなんとか回避出来たと思う。

家内がいつも家に居てくれたおかげで。


マネージャー依存症のオーナー様!すぐに少しでもマネージャーを解放してあげて下さい!


フランチャイズ契約調印の日に本部取締役の一言が
いまでも忘れられません。

「家で奥さんと食事しようなんて考えていたら成功出来ません」(オリジナル)

確かそうかもしれません。

でも、ご心配なく。


したくても、出来ませんから。


最後までお読み頂きましてありがとうございました。


posted by Sun9 at 22:23| 20の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月10日

第28話 No.1 時間的自由がない

ご訪問ありがとうございます。


今日のテーマは「時間的自由がない」です。

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時間的自由がないのはコンビニ経営者の宿命です。

では具体的に、どう時間的に束縛されているのかと言えば、

(1) 24時間、ドタキャンや突然の退職者のシフトの穴埋めをしなければならない。

(2) 新しいサービスが始まる場合、本部指定の日時に合わせてオーナーとマネージャーにレクチャーされる。それは、当然必須であり、また期間限定のため、多忙の中でも、シフト薄でも、深夜明けだろうとなかろうと、時間を捻出し、本部指定場所へ出向かなければならない。

(3) 店に何か緊急の問題が発生した場合、24時間スグに電話対応でき、24時間いつでも状況に応じて店に直行できる体制でいなければいけない。

(4) クレーム対応でお客様のご自宅に24時間いつでも訪問できる体制でいなければならない。

(5) 長時間労働後(深夜勤務後)、昼間の時間帯にプライベートの用事を済まさなければいけない。(マネージャーに頼めば交代の人件費が掛かるため、オーナーがシフト明け後に行く場合が殆ど)銀行とか、役所での各種手続き等。


1日24時間は常にコンビニ経営のために存在している。

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実質、自分のために使える時間は、

寝てる間の時間だけかもしれません。


しかし、その貴重な睡眠時間の間にも、容赦なく緊急の連絡が入ってくる。

そして、

長時間労働のストレス
寝不足による情緒不安定
肉体的疲労による作業効率の低下
精神的疲労による接客レベルの低下
自分の時間を殆ど持てないストレスと失望感

に悩まされることになる。

いや、本当によく30年近くも出来たもんです。
自分を褒めてやりたいです。
(破産しましたが)


また、自分の時間すら満足に取れないのだから、夫婦との時間、家族との時間はまず基本的に取れませんでした。夫婦仲が悪くなり、家族との接点もかなり少なくなってしまうのが実情でしょう。

そりゃ、当たり前ですよね。

大抵の場合、オーナーが夜勤務、マネージャー(妻)が昼勤務なら接点は本当に限定的です。寝室は完全に家庭内別居状態でした。(辞めた今現在も家庭内別居状態というのが笑えますが)→今現在お互いのいびきがうるさくて2人で同室ということはあり得ません。


コンビニ経営においては想定内の事実(時間がない)だったが、
想定外の結果(家族との時間が取れない)が待ち受けていました。

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だから、経済的余裕のある時は金で時間が買えるなら、出来る限り躊躇なくそちらを選びました。臨時でシフト
に入れるスタッフがいたら、シフトに入れて休みを取りました。(あくまでも、初期の好調な時です)

そして、本部の担当者が語ってくれました。


オーナーさん、人を育てましょう。そして仕事を任せられる人間を作りましょう。そうすれば、オーナーさんも少しは楽ができますよ。休みも取れますよ。


はい、その通りです。

しかし、根本的な心的重圧からは解放されませんでした。

そりゃ、そうですよね。当たり前ですよね。

オーナーですから、最高責任者ですからね。

本部の偉い方々もおっしゃっていました。

「最終的な経営責任は独立した経営者であるオーナーさんにあります。その辺を念頭にいおいて責任ある行動、遵法精神に法り日々営業に励んで下さい。」

その通りです。直営の店長じゃないんです。

自らを律し、店鋪スタッフの精神的支柱にならなければ。



しかし、でも、何か問題、事件があって一方的に契約解除されてしまうリスクがあるのも、この独立した経営者の宿命なんですね。


あらゆる精神的プレッシャーと闘い、勝ち抜く事が出来なければ、つかの間の平穏無事さえも許されない。


と痛感しました。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

posted by Sun9 at 23:45| 20の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月09日

第27話 No.14 雇用関係のトラブル

ご訪問頂きましてありがとうございます

本日のテーマは「雇用関係のトラブル」です。

ここで言うトラブルとは大きく分けて、2つあります。

1.スタッフ側に起因するトラブル
2.店側(経営者)に起因するトラブル。


まず、1ですが、これは頻繁に発生します。

「深夜、週3回で入れます。土日も可能です。」

雇用契約書も交わし、いざスタートしてみると、1か月もしないうちに

「週3は、やっぱいきついので、2回にしてもらえませんか。
あと、プライベートな時間が全く取れないので土日はナシにしてください。」

この類いのシフトの変更の希望は必ず出て来ます。ギリギリの人員をなんとかつなぎ合わせて回しているので、一人の変更がすんなり認められない場合もあります。

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そして、そのまま放置してしまいますと、適当な理由を付けて辞めて行きます。経験上、深夜のフルタイムは昼間の生活がある人間(学生とかダブルワーカー)には、週2回が限度です。それ以上やると、授業中に居眠りをしたりして本末転倒となり、いずれにしても長続きしません。だから、深夜勤務やる気満々の人間でも、現実をきちんと説明して、週2回を無理なくこなせるようだったら後で考えてみようと提案します。その後、シフトを増やしたという経験は皆無です。

また、地方から来ている学生に多いのが年末年始、夏休みはアテにならないという現実です。

「年末年始は実家に帰るので出れません」となります。

また、地元のスタッフでも

「12月31日の夕方は出れません」 がほとんどです。

定番シフト制でもおかまい無しに平然と休みを入れて来ます。

大晦日の夜はプライベートタイムに使いたい。みんなそう考えています。


「年末年始定番シフトに出れない人は、年明け後のシフトを保証出来ませんよ」


と強気に出てみたところで、実際問題として彼らが戻って来てくれない事には店が回らない。かれらの穴を埋められる人材などスグには見つからない。また、里へ帰ると言っている人を無理矢理残留させて仕事をしろとも言える筈ありません。


そんな理由で12月31日の深夜に至っては、入れる人間を探すのにひと苦労です。

割り増し時給や、特別手当で興味を引き、なんとかご協力頂くということになります。
でも、不思議と、一人ぐらいは協力的な人間がいて助けてもらいました。

しかしながら、31日はかなりの確率で夕方17時から翌日元旦の13時ごろまでのシフトとなります。
しかも、深夜2時頃から朝の9〜11時まで一人勤務が恒例でした。

年末年始は本当に地獄の日々でした。

あと、たまーにあるのが、


「夏休みはリゾート地で長期バイトをしたいので休ませて下さい」


そんなこと言う人間いるの? と思いますよね。

長期経験者で協力的なスタッフでもこういうスタッフはいました。

「明らかに、ナメてんだろ? クビにしてしまえよ!」
  
とおっしゃるかもしれません。

しかし、夏休み冬休み前に辞めて行く人間は、本当の理由こそ言いませんが里帰りかこのパターンが多いと思われます。

正直に理由を話して、又シーズンオフには戻って来てくれると言っている。

里帰りしたと思えばいい。そう考えれば腹は立たない。(少しはムカつきました)
じゃ行って来いや、と送り出しました。

もちろん、その穴埋めに新人を入れて、そのスタッフが戻って来た時にはもう入るシフトがありません、という状況もあり得ました。しかしながら、慢性的にスタッフ不足のためそれは杞憂に終わりました。

経験的にコンビニの人材においてはかなり一年中常に不安定であったと思います。

3か月がヤマ。半年続けば、1年はいける。1年続けば卒業まで期待出来る(学生の場合)でした。


次に、経営者サイドの問題です。

現状では、キチンと就業規則があり、残業手当、有給の取り扱いもかなり認知されてきました。特に、直営店においてはかなり浸透しているとのことです。

しかし、オーナー店、特に古いオーナー店においては、かなりいい加減な店が多い気がします。
お恥ずかしい話し、私もかなり、いや、まったくデタラメでした。

まず、就業規則を作成するという行為は、オーナートレーニングでは説明がありませんでした。労働基準法に準拠した雇用形態についても、簡単に説明がありそれほど重要な部分ではありませんでした。キチンと雇用契約書を作りましょうね。みたいな感じで、雇用に関する諸問題は昨今における企業コンプライアンスレベルの項目にはなっていませんでした。確かに、労基法が良くわからないから放置してしまい、自分の思い込みで勝手に給与体系を作り上げて、それが正しいと思い込んでしまいました。

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ありがちがな間違った思い込み

1.各都道府県の最低時給の存在を知らない。
2.残業手当の存在と正確な計算方法が分からない。
→時給x1.25を、一律に時給+50円で計算等
3.1日8時間、週40時間労働を超えた場合の適正な待遇を知らない。
4.パート、バイトには有給休暇はないと思い込んでいる。また、知っていても知らない振りをしている。
5.雇用保険適用者がいても無視。
6.労災の加入を意図的にしない。(経費節約のため)

本当にお恥ずかしい話しですが、私もあまり労基法の知識がなく、辞める数年前からの本部のコンプライアンスチェックで詳しく知りました。本部の話しでは、最近では労働基準法が広く知れ渡りスタッフ本人のみならず、その親御さんも熟知していて、店舗サイドに何か労基法上不備があれば親御さんから本部に直接苦情が入ってきたそうです。

「○○店で娘がバイトしてるんだけど就業規則もなければ雇用契約書も渡されていない。どうなってるの?」

「息子がレジで不足金を出したんだが、それを弁償させるのは労働基準法違反じゃないの?」

「残業代がキチンと計算されてないみたいですが、どうなってるんですか?」

「一年以上も働いているのに、有給休暇が一日もないっておかしくないですか?」


そして、私もこんな経験をしました。あくまでも私に非があり、相手方の考え方が法律上正論です。

ある経験豊富な大学生が深夜勤務中にケガをしてしまいました。

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「オーナー、労災加入してますよね。手続きして頂いてもいいですか?」

オーマイガー!更新を忘れていたのを思い出しました。

労働保険料は各種書類を用意して労働基準局に出向いて保険料を算出してもらい、後で保険料の納付と言う流れになる。この一連の処理を外注に頼むとかなりの金額になるので、自分で処理していました。それを、うっかり
忘れてしまっていた。

「ごめん。労災忘れてて、まだ手続きしてないんだよね。すぐヤルから、取りあえず本部の店舗保険でカバーするから病院の領収書提出してくれる?」


その夜のこと。

「○○の父親だけど、オーナーさん、労災加入してないんですか? もし、入っていないなら完璧な法律違反になりますよ」

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大学生の彼は、私が労災に加入してないと思い、父親に相談したのだ。私は、自分の怠慢による継続の手続きを怠ってしまった事を素直に謝罪した上で、早急に手続きをとる事を約束しました。また、父親は、事細かケガに至った経緯を聞いて来ました。そして、それはマニュアル上の適切な作業だったのか、それとも息子の独断によるショートカットに起因する事故なのかの回答を求められました。それは、息子の勝手な手抜き作業に起因していたので、その旨その状況を細かく説明しました。納得した父親は静かに受話器を置きました。

仮に、マニュアル通り仕事をしてケガをした、なんてことだったら本部と私に慰謝料でも請求したろか!みたいな勢いでした。



労働者の基本的な権利を勝手な思い込みでウヤムヤにしてしまうのは経営者としては最低でしょう。
特に有給に関しては、正直、私は最低でした。

「こっちは365日休みなく働いているのに、何で休むヤツに金払わなきゃならないんだ!?」
「どうしても、納得できない!」

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まさに貧すれば鈍する、でした。考え方が完全に狂ってます。しかし、有給休暇に関してはそう感じているオーナー達が多数派だと思います。(推測ですが)



そして今現在、一(いち)雇われの身になって私が感じる正直な気持は、

「働いてやってんだろ? 搾取してんだろ? 少し位アメよこしてもいいんじゃないの?」

でした。

敢えて言わせて頂ければ、有給休暇に関してはロイヤリティの払い戻しみたいな感じで本部が負担してくれても
いいんじゃないの? と感じているのは私一人じゃないと思いました。

そこで、本部様の銘ゼリフ登場です。

オーナーさんは経営者であり、経営者であるということは、すべての税務、経費、費用負担を完璧に自己の責任において各種法令に則って完結させなければいけません。

そうです。

オーナーは社長なんです。

直営店の店長ではないんです。


甘えは許されません!!

でしたね。


当然と言えば当然ですが、本部は、完璧に店舗運営の費用負担、雇用リスクから解放されている。

基本は、本部を頼るんじゃねー! ですね。

これが、FC契約の現実でしょかね。



最後までお読み頂きましてありがとうございました。

posted by Sun9 at 23:03| 20の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月03日

第26話 No.19 隣近所からの苦情

ご訪問ありがとうございます

本日のテーマは「隣近所からの苦情」です。

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立地条件にもよりますが、住宅街とか隣近所が普通の民家である場合はこの種の苦情にかなり悩まされることが多いと思います。感情的に常に腹を立てている近隣の人は、めったに買い物には来ません。文句のある時しか来ないといっても過言ではありません。特に店舗が新店の場合は、フタを開けてみないとその苦情は分かりません。実際に経験した苦情を記します。

1. 店舗のエアコンの室外機

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(かなり大きく、音がややうるさい)が店舗の裏に置いてありました。駐車場を挟んで真ん前に民家がありその室外機の騒音に対して開店前からうるさいと怒鳴り込まれていました。そして、開店後は、そこから出される風が民家の窓に直撃していて、窓ガラスが振動するので何とかしてくれ、夜も眠れないだろ!と何度も何度も苦情を言われ続けました。本部に改善出来ないかどうか相談しましたが、完全に無視でした。他人様にご迷惑をおかけしていて、自力では何も出来ない訳だから、正直、心苦しかったです。しかし、私も本部に言い続けました。そして、その後全面改装の機会があり、室外機を店舗入口左側奥に新設することができました。前面が対面の公道で、また、室外機も静かな新品のものだったため、左隣接の民家にも迷惑をかけることはありませんでした。開店後、10年以上を費やして、やっと室外機トラブルから解放されました。

2. 店舗の天井に配管されている空調設備で、換気扇のモーターがうるさくて眠れないという苦情を2Fの住人から大家サン経由で頂きました。実際に、2Fの部屋に案内されて騒音を確認しました。かすかに「ゴーゴー」とうなっている感じでした。これも、自力で根本的に解決するのは不可能です。あまりにも猛烈に苦情を言って来るので、やむ終えず大家サンの要望もあり、その部分の換気扇を夜間止める事にしました。

「うるさくて眠れないよ。スイッチ切り忘れてない?」

深夜に度々ムカつきの電話を頂きました。

3. 真隣りのご主人から言われました。

「深夜の配送のトラック、うるさくて目覚めちゃうよ。」
「特に、ケースを引きずるの止めてくんないかな?」

確かに、深夜の2時〜3時に納品のトラックが来て、作業をしていれば夜だから音が響きますよね。扉の閉開
音、エンジンをかける音、納品ケース(サンテナ)を扱う音等、確かに騒音メーカーだ。そんな状況で、納品ケースを落としたり、路面で引きずったりしたらたまったものではないでしょう。

「うるせー、馬鹿野郎!」 

と怒鳴り込まれても、文句はいえませんよね。

これに関しては、配送センターに連絡して事情を説明し、配送ドライバーにも協力してもう事でなんとか解決できました。

4.隣近隣に、当店でお買い上げと分かるゴミが捨ててあり、それを頻繁に放置しておくと苦情に発展する可能性があります。隣近所の掃き掃除は時間を決めて確実に入念に実行する必要があります。

「いつも、すみなせんね。」と言われるか

「いつも、おたくのゴミが落ちてんだけど!」

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と怒られるか、どちらかですね。取りあえず、いつも掃除はしていますよというパフォーマンスが必要です。
埼玉に移転した時、スグに本部に苦情のメールが届きました。

「前の店長は、よく掃除してくれていたのに、今度の店長(私の事)はたまにしかしないので、風でゴミが飛んで来ても、そのまま放置されています。自分で片付けるのもなんだか気分が悪いので、本部からよく言って下ださい。」 との内容でした。これには、少し面食らいました。店舗右側がT字の出口になっていて、袋小路になっていました。その路地部分もキチンと掃除をしろというリクエストでした。直営時代の店長がそうしているのなら自分もやはり、しない訳にはいきませんよね。

5.これも、移転後の話しですが、店舗裏側に物置があり、そこへ行くのに細い敷地内通路を通らないと行けません。しかし、その通路の右側の民家に犬がいて、人の気配を感じると狂ったように吠えまくりました。しかも、深夜や、朝方に無駄吠えもしてかなりストレスが溜まりました。そして、ある日のこと。

「おたくのBGMの音が漏れて、朝方無駄吠えしてんじゃないの?うるさくてたまったもんじゃないよ。それでなくても、すぐ吠えるんだから。ちょっと朝方だけBGM止めてみてくれない?」

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犬を飼っている家の隣の家のご主人が困り果てた顔をして深夜にやって来ました。


これは、リクエスト通りに数日間BGMを止めてみましたが、効果は全くありませんでした。

んー、気持は分かるけど、苦情を言う相手が違うような気が・・・


大体、隣近所の苦情は以下が殆どです。

1.納品時のトラックのエンジンの騒音
2.納品作業による騒音
3.駐車場での騒音
4.店舗設備の騒音
5.店舗近くでのお客様の大声の会話
6.お客様の隣近所へのゴミのポイ捨て
7.ゴミの民家庭への投げ入れ

自力で解決出来るものと出来ないものがあります。出来ない場合は文句を言われ続けなければなりません。これは、かなりのストレスとなります。

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また、こんな事がありました。

住宅街に新店舗がオープンしました。その、店舗の真ん前が某個人店舗でした。開店前から、オープンに反対していたそうです。しかし、本部がそんなことで出店を中止するはずありません。そして、オープン後も何かに付けて苦情を直接店舗オーナーに言っていたそうです。それこそ、細かい事に関して、ストーカー的に執拗に苦情を言い続けたそうです。さすがに、オーナーもギブアップして2年近くで辞めてしまいました。そして、その後、直営店で数ヶ月間営業しましたが、結局、閉店してしまいました。やはり、そんなうるさい、ストーカー的人が真ん前にいたら誰もやりませんよね。売上自体も想定外という部分もありましたでしょうが、本音は本部も根を上げたのでしょうか?

だから、隣近所とは良好な関係を築かなければいけません。何かトラブって揉めてしまいますと、その事実はねじ曲げられて明らかに営業妨害的な活動をされてしまいます。それだけは、避けたいものです。


いまでも、つくずく思います。


隣近所とは、お客様である以前に良き信頼関係を築き上げる事が出来るかどうかが店舗成功のカギを握る


最後までお読み頂きましてありがとうございました。
posted by Sun9 at 00:52| 20の理由 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする